特定小電力トランシーバ業界に衝撃を与えた2台
2021年に、突如として登場した特定小電力トランシーバが「DJ-P113R」です。一見すると、単なる室内型中継装置のように見えますが、「超多機能」を自負するのも納得の特定小電力トランシーバでした。予想もしない製品を作る特定小電力トランシーバ界の風雲児たるアルインコのユニークな製品を見ていきましょう。
DJ-P113Rの送受信性能は史上最高?
「DJ-P113R」は単信+中継通話に同時通話、そして中継器機能はもちろんのこと、新たな機能を豊富に盛り込んでいます。注目は、中継器動作時の音声ミックス機能です。
従来機は中継器として設定すると、PTTスイッチを押しても音声は送出されませんでした。しかし、DJ-P113Rは中継器動作中でもダウンリンクに音声をミックスして送出できます。
すなわち、特定小電力トランシーバに同報機能を取り入れたのです。DJ-P113Rは送受信性能は史上最高とのウワサも…。電池作動で移動運用も可能です。
DR-PM300SEは各部をセパレート化した
2022年に登場した「DR-PM300SE」は、車載・基地局用の特定小電力トランシーバ。本体に見えるのは操作ユニットで、アンテナに付随する部分が無線ユニットです。
つまり、トランシーバ本体にアンテナが付いているので技適をクリア。各部をセパレート化することで、特定小電力トランシーバとは思えないルックスを実現したのです。
操作系を別体化したアルインコのアイデアは業界に衝撃を与えたものでした。特定小電力トランシーバ業界の風雲児たるアルインコ。次はどんな製品を生み出してくれるのでしょうか。
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ラジオライフ編集部
ラジオライフ編集部 : 三才ブックス
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