NHK家族割引の活用で受信料を半額にする裏ワザ
NHKの受信契約は、住所ひとつずつでカウントされる「世帯」ごとに1契約と決まっています。このため、両親と離れて都会の大学などに通う学生や、単身赴任で家族と別々に暮らす人などは、そちらでもNHK受信契約を結ぶ必要があります。ただ、こうした家族がバラバラに暮らす場合、NHK受信料には「家族割引」という制度があるのです。
NHK家族割引は2契約目以降が半額
NHK受信契約は、テレビ放送を受信できる設備がある人は契約しなくてはならないと放送法で決められています。そして、その契約内容については「日本放送協会放送受信規約」で細かく定められています。受信規約では、受信契約は事業所を除き世帯ごとに1契約という決まりです。
ここでいう「世帯」とは住民票上の世帯と異なり、住民票上は別世帯であっても、同じ住所に住んで同一生計で暮らしていれば一世帯とカウントされます。例えば、結婚前の同棲カップルや一戸建てに三世代が同居中といった場合も1世帯です。
一方、親元を離れて仕送りを受けながら大学へ通う学生や、単身赴任中の人などは、同じ住所に住んでいないため、NHK受信契約を実家とは別に契約する必要が出てきます。別荘・別宅についても同様で、そこにテレビが設置されていればNHK受信契約が別途必要です。
ただし、別住所であっても同一生計と認められる場合については、2契約目以降についてNHK受信料が半額になる「家族割引」という制度があります。
NHK家族割引の手続きはいったん契約
現在のNHK受信料は、地上契約では月1100円、衛星契約は1950円で2か月に1度支払う仕組みです。一方、家族割引が適用された受信契約分については、2か月ごとに1か月分の受信料を支払うことになります。
NHK受信料の家族割引を受ける手続きは、いったんNHKと受信契約を結んだうえで、改めて家族割引の申請を行うという流れです。親元を離れた学生や単身赴任者の場合、家族割引の申請は比較的簡単で、学生証や社員証・健康保険証のコピーがあればWeb上からでも行えます。
別荘・別宅の場合は家族割引の手続きが複雑で、登記事項証明書や賃貸契約書のコピーを添付の上、郵送で申し込むことになります。なお、NHKの家族割引はCATVなどの団体一括契約割引と併用が可能です。
ラジオライフ編集部
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