ハイエースが盗難車ランキングの常連でいる理由
2023年の最新データでは、盗難車ランキング1位はランドクルーザー。2年連続でワースト1位となりました。それ以前は、レクサスやプリウスなど人気車種がワースト1位。そんな中、毎年ワースト10に常にランクインしているのがトヨタ・ハイエースです。なぜハイエースがこんなに狙われるかを見ていきましょう。

ハイエース盗難が過去に7年連続1位
常に盗難車両の車種別上位に入るハイエース。なぜハイエースは盗難のターゲットにされるのでしょうか。カーセキュリティの専門家に実情を聞きました。
一般社団法人日本損害保険協会が集計した「車種別盗難状況」の2016年度版では、ハイエースは2位。2014年から3年連続です。それ以前もプリウスが1位の座につくまでの2007~2013年は、ハイエースが7年連続1位。近年、最も盗難されている車種といっても過言ではありません。
ちなみに、2023年の車種別車両盗難状況トップ5を見ておくと、5位はレクサスRX、4位はレクサスLX、3位はアルファード、2位がプリウスで、1位が前述のとおりランドクルーザーです。
ハイエース盗難でパーツも高値取引
なぜハイエースが常に盗難のターゲットとして狙われるかというと、その理由は需要があるからです。中古市場でもハイエースは価格が落ちにくい車。特に海外では絶大な人気で、ハイエースは盗んだパーツでさえ高値で取引きされるといいます。
このため、途上国に盗難車が輸出される事件が後を絶ちません。かつては盗難車がヤードで解体され、コンテナで海外に運ばれるケースが多く見られました。3台分程度のハイエースを切断。コンパクトにしてコンテナで海外へ送るという手法です。
しかし、最近では国内の中古車屋に盗難車のハイエースが出回っているケースも確認されています。しかも、ハイエースは新型になるごとにセキュリティシステムを強化してきましたが、その度に破られるという、いたちごっこが続いているのです。
ラジオライフ編集部
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