ETC乗り放題プランで途中下車してガソリン給油
冬の北海道ドライブでは、雪道の信号停止・発進でふだん以上に気を遣うため、信号がない高速道路は快適。そこで活用したいのが、北海道内のETC限定の高速道路乗り放題プラン。走り方次第では片道料金で往復できてしまうのです。さらに北海道の場合、高速道路を途中で降りてガソリン給油ができることが、大きなメリットとなるのです。

ETC乗り放題プランは片道料金以下
NEXCO東日本は、4月2日までの期間限定で、北海道内を対象にしたETC乗り放題プラン「道トクふりーぱす」を販売中です。このETC乗り放題プランは冬季の道路事情を考慮して、エリアを絞ったプランとなっているのが特徴です。
道トクふりーぱすには、乗り放題エリアにより道南・道北・道東の3プランがあります。冬季の路面状況を考えると降雪が少ない道南プランが一番利用しやすいでしょう。道南プランの乗り放題エリアは、道央道の大沼公園IC~札幌JCT、道北道の千歳恵庭JCT~千歳東ICと日高道・札樽道・後志道です。
道南プランの価格は有効期間2日の場合で普通車6100円、3日間では7100円。札幌~函館間を往復するケースを考えた場合、平日昼間の通行料金は片道普通車で6千円以上かかるため、2日間用のプランを利用すると片道料金以下で往復できる計算です。
ETC乗り放題プランを給油に活用する
しかし、北海道の高速道路事情を考えた場合、道トクふりーぱすには、途中で高速道路を何度乗り降りしても通行料金が同じというメリットが大きく効いてきます。というのも、北海道にはガソリンスタンドを併設するSA・PAが少なく、有珠山SA・輪厚SA・砂川SA・由仁PAの4か所しかありません。
例えば函館方面から札幌方面へ向かう場合、途中の有珠山SAで給油し忘れると、次の輪厚SAまで約114km、ガソリンスタンドがないということ。さらに、ガソリンスタンド併設のSA・PAでも営業時間はそれぞれ8~20時で、夜間は高速道路を降りないとガソリンを給油できないのです。
その点、道トクふりーぱす利用であれば通行料金を気にせず高速道路を乗り降りできるため、ガソリン残量が気になったら最寄りICで降りて乗り直せばOK。ただし、北海道の場合は主要都市を離れると24時間営業のガソリンスタンドが少ないため、ガソリンは日中に満タンにしておく方が安全でしょう。

ラジオライフ編集部

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