ネットの活用法や便利なアプリ、お得な買い物テクニックなど知って得する情報を毎日更新しています。

期限切れクレジットカードを切り刻んで捨てる理由

クレジットカードには有効期限があり、何年かに一度新しいカードが届き、古いカードは使えなくなります。そのとき、古いカードについては、切り刻むなどして捨てるようにといわれますが、好きなデザインのカードをそのまま保管しておきたいという人も多いでしょう。実際、古いカードは切り刻んでしまわないとダメなのでしょうか?


期限切れクレジットカードを切り刻んで捨てる理由

クレジットカードが期限切れする理由

クレジットカードに有効期限がある理由として大きいのが、老朽化対策と不正利用防止という点です。クレジットカードは、使用するたびにカードリーダーを通すことで磁気ストライプやICチップ部分が劣化していきます。そして、劣化が進むとカードリーダーがカード情報を認識できず、使用できなくなってしまうのです。

利用不可能になったクレジットカードは、カード会社へ連絡することで新カードに交換可能。とはいえ、カードが使えなくなってから交換するのでは不便なため、カード会社側では有効期限を設定の上、定期的にカードを交換することで劣化でカードが使えなくなる事態を避けているのです。

そして、有効期限が来てカードが交換されるタイミングでカード情報が更新されるため、それ以前に流出してしまったカード情報は自動的に使えなくなります。新旧カードを比較すると、カード番号と氏名はそのままですが、有効期限と裏面などに書かれたセキュリティコードの情報が変わっていることがわかります。


期限切れクレジットカードを悪用する

クレジットカードの有効期限が近づくと、カード会社から新カードが送られてきます。そして、届いた新カードを一度でも利用すると、有効期限内であっても旧カードが使えなくなる仕組みです。利用できなくなった旧カードは、単にゴミとして捨てても問題なさそうですが、カード会社は細かく切り刻むなど厳重な処分を推奨しています。

カード会社が旧カードをそのまま捨てないよう推奨するのは、旧カードから新カードの情報を類推できる可能性が残るため。カードの有効期限は、カード会社ごとに5年などと決められているため旧カードから容易に判明するだけでなく、セキュリティコードは3桁であれば1000種類しかないため、ランダムアタックも可能です。

1000種類のセキュリティコードを片っ端から試すランダムアタックは、実在店舗では当然使えないほか、ネットショッピングでもSMS認証や暗証番号認証といった「3dセキュア」を採用している店舗では試せません。とはいえ、3dセキュア非対応のネット店舗も多く、旧カード情報による不正利用の可能性も捨てきれないのです。

期限切れクレジットカードは厳重保管

有効期限切れの旧カードは厳重な方法で処分するのがベターとはいえ、一度捨ててしまうと二度と手には入らないデザインのものなど、カードを捨てたくないケースもあるはず。とくに、キャラクターがデザインされたカードなどは、コレクションとして持ち続けている人の方が多数派でしょう。

それでは、古くなったカードをなんらかの理由で保管する場合、どういった点に注意すればよいのでしょうか。まず、盗難に遭わないように安全な場所で保管することが大切です。物理的にカードが盗難されない限り、旧カードから情報を手に入れることはできません。

そして、万が一旧カードが盗難に遭った際には、念のため使用中のカードについても利用停止を行い、カード番号を変更するようにします。カード番号が変更になった場合、公共料金の支払いなどのカード登録情報を変更する必要があるものの、旧カード情報が漏れたとしても不正利用を行うことはできなくなります。

The following two tabs change content below.

ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

この記事にコメントする

あわせて読みたい記事

関連する記事は見当たりません。