高精度ニッパーならICの足もパチパチと切断可能
電子工作好きが愛用しているのが、高精度ニッパー「PP60-125」です。刃が欠けたり消耗してきたら、毎度同じ物に買い換えながら長年使用しているほどです。ニッパーにしては価格は少々お高めですが、切れ味が良いのでハンダ付け後に部品の足をカットする時でも、切った足の切れ端が飛んで行くこともほとんどありません。
PP60-125は切り残しなく美しくカット
フジ矢の高精度ニッパー「プロテックニッパPP60-125」は安物と違い、刃先の接触面が平らなため切断部を根元から切り残しなく美しくカット可能です。
また、刃先が細く鋭いので、ICピッチ(2.54mm)で並ぶ部品の切断はもとより、表面実装ICの除去作業でも1.25mmピッチまでならハンダごてを使わず、足をパチパチと切って対応できます。
使い込んでいくと根元の戻りバネが緩くなってくることがありますが、なんと「替えバネ」が補修部品として入手可能。ちなみに、爪切りとしても使えます。鋭い切れ味は美容用の超高級品レベルかもしれません。
PP60-125と安価なニッパーの切断面
実際、PP60-125と安価なニッパーの切断面を比べてみました。安物は引き裂かれているように見えるのに対し、PP60-125はキレイにカットできているのがわかります。
メーカー独自開発の研磨技術である「マイクロミラーブレード」により、刃部は高精度に研がれています。1.27mmピッチICの足も、ハンダごてを使わずにパチパチと直接切断できました。
PP60-125の形状はラウンド刃で、長さ/重さは123mm/70gです。切断能力は鉄線φ1.2mm、銅線φ2.0mmとなっています。実勢価格は2,560円です。
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ラジオライフ編集部
ラジオライフ編集部 : 三才ブックス
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