電池端子が腐食した初代ゲームボーイを修理した
2024年で発売から35年目となる初代ゲームボーイ。子供のころに遊んだ本体を、そのまま押し入れに保管している人も多いでしょう。もしも乾電池を入れたまま…であれば、アルカリ乾電池は液漏れで腐食し、電池端子は絶望的な状況かもしれません。30年物の初代ゲームボーイを再びプレイできるように修理してみました。

初代ゲームボーイの電池端子を修理
電池端子はリペアキットなども販売していますが、あえて初代ゲームボーイの当時のパーツのまま活用します。背面のネジを取り外して、本体を分解。イヤホンジャック部のネジを外し、背面基板を分離します。
基板に付いている電池端子は、ハンダごてで除去。電池ボックス側の基板は、ツメを押して電池端子を外します。電池端子はアルカリ成分で腐食しているので、お酢など酸性の液体に漬け込んでください。
ある程度キレイになったら、フラックスクリーナーなどで洗浄し、サビが残っている場合は、綿棒にコンパウンドを付けて磨き上げます。ついでに、ボリュームスイッチや電源スイッチも掃除しておきましょう。
初代ゲームボーイの液晶不良を修理
初代ゲームボーイの液晶不良で多いのが、ライン抜け。ハンダで固定された液晶とフィルムケーブルが経年劣化により剥がれ、ラインが抜けた状態になってしまう症状です。
液晶パネルと一体になっている前面基板を取り外し、ショートに気を付けつつ、背面基板とつなぎ直します。乾電池を入れて通電させ、液晶を濃いめのモードにしたらハンダごてを使い、フィルムの表側からラインが抜けている部分をなぞるのです。
1か所に集中してハンダを当てると、フィルムが溶けるので慎重に。ライン抜け部分が直ると液晶が濃くなるので、それで修理完了。通電しながらの作業になるため、くれぐれもショートには気を付けてください。
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ラジオライフ編集部
ラジオライフ編集部 : 三才ブックス
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