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HRD-A320は昭和50年代のBCLラジオをリファイン

かつて、さまざまなメディアの中心であったラジオ。そんなラジオがピークを迎えたのが、昭和50年代のBCLブームです。その当時、さまざまなBCLラジオが大手家電メーカーから発売されました。そんな往年のBCLラジオを令和の時代にリファインしたのがHanRongDaの「HRD-A320」です。詳しく見ていきましょう。


HRD-A320は昭和50年代のBCLラジオをリファイン


HRD-A320に高速チューニングダイヤル

往年のBCLラジオ、ナショナルの「クーガNo.7」を現代風にアレンジしたようなHanRongDaの「HRD-A320」。BCLブームを知る世代には懐かしく、BCLブームを知らない世代にはレトロ感満載に見えるはずです。

正面の丸い選局窓とダイヤルは飾りではなく、バンド内の周波数を変えられる超高速チューニングダイヤル。直径52mmのスピーカーは背面にグリルを備え、力強い音を出力します。

発売当初のHRD-A320と同型の「ZWS-A320」には、AM波の受信中に液晶のチックタックノイズを拾う症状がありましたが、2024年1月に購入したロットは、本症状が改善されていました。


HRD-A320はトーク番組が聞きやすい

感度は全バンドで少し低め。ソフトミュートが、弱い電波の受信を困難にしています。AM波は、1350kHzより上の感度がさらに低下。付近に携帯電話基地局などの強力な無線電波があると、ラジオや航空無線を受信できません。

内蔵スピーカーはトーク番組が聞きやすく、音楽も楽しめます。これまでにない斬新なラジオですが、開封時、透明パーツに付いた指紋や小傷があるという商品管理面にやや不安があるのも事実です。

このほか、本体を下へ向けると収納したロッドアンテナが自重で垂れ下がる、最小音量にしても音が大き過ぎる、丸い選局窓のダイヤルが軽く触れただけで回ってしまう、イコライザーを変更すると音が歪む…といった、造りと実用面で詰めの甘さが残ります。実勢価格は10,500円です。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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