SKYWAVE2は雑音を聞くだけで電波状態を把握可能
C.CRANEの「SKYWAVE2」は前モデルの「SKYWAVE」に、短波帯以上の周波数で作動する外部アンテナ端子が追加されたモデル。最大の特徴は、雑音を聞くだけで電波の状態を把握できることです。新幹線での移動中や夏場のEスポなど、目まぐるしく変化する電波環境に高速サーチは絶大な威力を発揮します。詳しく見ていきましょう。
SKYWAVE2で人の声とノイズを聞き分け
2023年に登場したC.CRANEの「SKYWAVE2」は、前モデルの「SKYWAVE」に外部アンテナ端子が追加され、USB端子の形状がMini-BからMicro-Bへ変更されたモデルです。
AM波とFM波の感度は、小型ポータブルラジオの標準モデルといえるアイワの「AR-MD20」よりも控えめ。FM波は200MHz帯のデジタル無線電波の影響をモロに受けます。
マイナス要素はありますが、SKYWAVE2の最大の特徴は、雑音を聞くだけで電波の状態を把握できることです。その秘密は、人の声とノイズを聞き分けやすくチューニングしたスピーカー&イヤホン出力の音質、そしてソフトミュートの削除にあります。
SKYWAVE2にはソフトミュートがない
AR-MD20は、ソフトミュートが働いて弱い電波の雑音を減らしますが、SKYWAVE2にはソフトミュートがないので、ノイズがそのまま出力されます。そのため、影響を与えている電波を把握できるのです。
2つ目の特徴は、FM波の驚異的なサーチ速度です。76.0~108.0MHzを0.1MHzステップで一巡するサーチ時間が20秒のAR-MD20に対し、SKYWAVE2はわずか3.1秒です。
新幹線での移動中や夏場のEスポなど、目まぐるしく変化する電波環境に高速サーチは絶大な威力を発揮します。かすかなAM波を耳で感じ、誰よりも速くFM波を探すツールとして、SKYWAVE2は大いに力を発揮するでしょう。実勢価格は13,700円です。
ラジオライフ編集部
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