夏フェスで不測の事態でも安全に避難する裏ワザ
災害は時と場所を選ばず襲いかかります。また、人が大勢集まるところでは、悲惨な事故や事件がおこる可能性も否定できない世の中です。そんな時に頼りになるのが、レジャー施設を守るガードマンたち。災害時の避難誘導やアクシデントに対応します。とはいえ、ガードマンの絶対数は足りているとは思えません。

レジャー無線は465/468MHz帯を多用
ガードマンは「防災センター」などと呼ばれる本部に無線で情報を上げ、指示を受けて行動します。この無線を受信すれば、施設内でサバイバルな状態に陥っても、一次情報を元に自分の判断で行動できるというわけです。
さっそくレジャー施設で聞くべき無線を見ていきましょう。レジャー施設で使われる無線を「レジャー無線」と呼んでいますが、そのような割当てはなく、実態は簡易無線です。
簡易無線はアナログ波とデジタル波があり、さらに周波数帯が細分化されています。簡易無線の中でもレジャー施設で多用されるのが、アナログ波の465/468MHz帯です。154MHz帯や348MHz帯は、ほとんど使われていません。
最近になって受信報告が増えてきた、デジタル波の運用には傾向があるようで、351MHz帯は駐車場など補助的な使われ方で、施設警備の本流は467MHz帯です。
レジャー無線でデマに惑わされず避難
なお、簡易無線のデジタル波は、デジタル対応受信機で音声化が可能。ただし、秘話運用の場合は、秘話コードの解析が必要になります。実際のところ、秘話運用は少ないので、無視しても構わないレベルです。
レジャー無線の受信方法は各バンドをサーチしますが、サーチリンク機能を使うのが効率的。レジャー施設では、店舗ごとに周波数が多数使われています。発見した1波に満足せずに周波数をメモして、サーチを続けます。
止まった周波数の交信を聞き込んでは内容をメモ。これを続けて警備の主幹となる周波数を探し出すのです。コールサインに「防災センター」などが使われていれば間違いありません。施設内で不測の事態が発生したら、主幹の周波数を受信。デマに惑わされることなく、安全に避難できます。

ラジオライフ編集部

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