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乗継割引でサンライズ出雲・瀬戸に割安で乗車する方法

かつて長距離移動には夜行列車を使うのが定番。寝台付きの客車特急列車は「ブルートレイン」と呼ばれ人気を集めていました。しかし、夜行列車は年々数を減らし、現在定期運行しているのは「サンライズ出雲・瀬戸」のみ。「サンライズ出雲・瀬戸」は、唯一の夜行列車であるだけでなく、乗継割引で安に使える特急列車なのです。


夜行特急「サンライズ出雲」に割安で乗る方法


乗継割引でサンライズ出雲・瀬戸が割安

東京と出雲市・高松を結ぶ特急「サンライズ出雲・瀬戸」は、現在JR各社が毎日運行する唯一の夜行列車として高い人気を誇っています。サンライズ出雲・瀬戸は、夜行列車であるほかに寝台車が利用できる唯一の定期列車でもあるため、寝台車目当ての鉄道ファンか殺到し予約が取りづらい日もあるほどです。

また、サンライズ出雲・瀬戸には個室寝台車のほかにカーペット敷きの床を簡単な仕切りで区切った「ノビノビ座席」も用意され、在来線の指定席特急料金で乗車可能。在来線の指定席特急料金は、最大でも4030円(601キロ以上・繁忙期)と新幹線より割安なため、お得に四国や山陰へ旅する手段としても活用されています。

ノビノビ座席を選ぶだけでも十分おトク度が高いサンライズ出雲・瀬戸ですが、さらに特急料金を割安にするための方法が鉄道ファンの間では知られています。それは、JR各社が運行する特急列車の料金特例「乗継割引」を活用するものです。

乗継割引は、新幹線と在来線特急を乗り継ぐ際に在来線特急料金が半額になるという制度で、新幹線→在来線の場合は新幹線乗車当日の乗り継ぎ、在来線→新幹線では在来線乗車の当日または翌日の乗り継ぎが対象です。また、在来線→新幹線→在来線のように乗り継ぐ場合は、在来線特急料金のうち高い区間の方が半額となります。


乗継割引でサンライズ1000円以上割安

ただし、新幹線~在来特急の乗り継ぎすべてが乗継割引の対象とはならず、新横浜駅~新下関駅の各駅と新函館北斗駅・新青森駅・長岡駅・新潟駅での乗り継ぎが対象です。また、新大阪駅と大阪駅、津幡駅と金沢駅、直江津駅と上越妙高駅、岡山駅と坂出駅・高松については離れた駅での乗り換えにも乗継割引が適用されます。

乗継割引をサンライズ出雲・瀬戸で活用する場合、まず岡山駅で山陽新幹線へ乗り換えるパターンが考えられます。岡山駅~新倉敷駅間の新幹線自由席特急料金は、1駅区間の特例で870円と安い一方で、サンライズ出雲の東京駅~岡山駅の指定席特急料金は乗継割引で2010円(繁忙期)となるため、合計で1000円以上割安になります。

しかし、岡山駅で新幹線に乗り換えてしまう方法は、東京方面から四国・山陰への旅行には使えません。そこで、首都圏側で新幹線を利用しようとした場合、新幹線とサンライズ出雲・瀬戸を当日乗り換え可能な駅が熱海駅で、下りは23時台・上りは4時台の停車となり、乗継割引をサンライズ出雲・瀬戸で利用できるのです。

例えば、小田原駅から新幹線で熱海駅へ向かい23時台発のサンライズ出雲・瀬戸へ乗り換える場合、小田原駅~熱海駅の新幹線自由席特急料金は、岡山駅~新倉敷駅と同様に特例で870円。熱海駅~出雲市駅までの指定席特急料金は2010円となり、こちらも合計で1000円以上おトクになります。

なお、乗継割引は四国方面へ向かうサンライズ瀬戸自体にもあり、高松駅・坂出駅でJR四国の特急に乗り換えるケースでは、JR四国側の特急料金が乗継割引で半額となります。こちらの乗継割引は、サンライズへの当日または翌日の乗り換えで適用されます。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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