NIKKO MaaS(日光マース)は往復でも元が取れる
旅行業界で最近ホットなワードが、スマホを活用し旅行先でさまざまな予約ができるサービス「MaaS(マース)」です。MaaSは、鉄道会社などがサービスをスタートさせていますが、そのひとつが世界遺産でもある観光地・日光を中心とするエリアで使える「NIKKO MaaS(日光マース)」。スマホで鉄道運賃や観覧料などがお得になります。
NIKKO MaaS利用に特別なアプリは不要
NIKKO MaaSは、日光エリアへ鉄道路線を持つ東武鉄道が中心となって運営するサービスです。「MaaS」とは「Mobility as a Service」の略称で、スマホから旅行先でのタクシーやバス、レンタサイクルなどさまざまな移動手段の予約やチケット発券が行える仕組みを指すものです。
NIKKO MaaSの利用には特別なアプリは不要で、スマホのブラウザからWebサイトへアクセスし、会員登録を行います。NIKKO Maas会員は、Webサイト上から東武鉄道の日光・鬼怒川エリアへの往復運賃と現地の鉄道・バス乗り放題がセットになったチケットが購入できるほか、シェアサイクルやカーシェアも予約できます。
ただし、鉄道・バスチケットについてはNIKKO MaaSへの会員登録のみで購入できるものの、シェアサイクルはHello Cycle、カーシェアはdカーシェアへの登録が必要です。また、さまざまな観光施設のチケットついてはJTB・Webketと提携しており、それぞれの会員登録を行ったうえでチケットを予約・発券を行う仕組みです。
NIKKO MaaSでお得な乗り放題チケット
チケット発券といっても、NIKKO MaaSで購入するチケットはすべてデジタルチケット。旅行先でありがちなトラブルのひとつに、予約した紙のチケットを自宅に忘れる、あるいは旅先で紛失して使えないといったものがあります。NIKKO MaaSではスマホさえしっかり管理すればこうした心配もありません。
さらに、NIKKO MaaSは鉄道・バス乗り放題チケットについて、乗り放題エリアの違いで4種類を用意。このうち、NIKKO MaaSの「日光世界遺産フリーパス」は、新古河以南から利用する場合、まったく観光をせず東武日光駅までの往復だけでお得になる料金設定です。
例えば、浅草駅から出発し東武日光へ向かう場合、運賃は往復2780円。一方、NIKKO MaaSの日光世界遺産フリーパスの価格は2450円のため、約300円割安になります。NIKKO MaaSの日光世界遺産フリーパスでは、日光東照宮など日光中心エリアで運行する東武バス路線が乗り放題となるため、それら観光を組み合わせればよりお得に旅を楽しめるのです。
ラジオライフ編集部
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