くら寿司で炎上した迷惑動画はスシロー事件に便乗
「バカッター」が大流行したのが2013年。当時の騒動を知らないであろう若者らによる、炎上動画の投稿が後を絶ちません。安易な悪ふざけが炎上動画となって個人情報が特定されネット上に晒される流れは、インターネット黎明期から何度も繰り返されています。くら寿司で炎上した迷惑動画はスシロー事件に便乗したものでした。
くら寿司で炎上した動画を削除して謝罪
1月下旬に拡散されたスシローで炎上した迷惑動画をめぐって、スシローの運営会社が6700万円あまりの損害賠償請求を求める訴えを起こしたことが話題です。
このスシローの迷惑動画に便乗して炎上したくら寿司の“醤油さしペロペロ男”の動画もありました。これは回転寿司チェーン「くら寿司」の名古屋市内の店舗で、若い男が醤油さしを舐める様子を撮影した動画を投稿したものです。
ちょうどスシローの迷惑動画事件が批判を集めていた最中ということもあり、このくら寿司の迷惑動画は瞬く間に拡散されて大炎上。その後、男は問題の動画を削除し、謝罪動画を公開しますが、反省の色がまったく見られなかったことから、さらなる批判を集めることになります。
くら寿司の炎上動画で威力業務妨害
また、一部報道によると、くら寿司の炎上動画の男は友人に「お金も払っているし、醤油さしも直接口にしていない」と話し、逮捕はされないと考えていた模様でした。
しかし、愛知県警は3月8日にくら寿司の迷惑動画の男と撮影者らを威力業務妨害の容疑で逮捕。くら寿司の炎上動画を投稿した動機を男は「面白いと思ったから」と話しているといいます。
この事件を受けてくら寿司は店舗の清掃作業や、迷惑行為防止のためのAIカメラを全店で導入するなどの対策を実施しました。くら寿司側は、今後この炎上動画を投稿した男に損害賠償を請求する可能性もあるといいます。
ラジオライフ編集部
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