天丼てんやの桜海老天丼（みそ汁付き）が好きで何度も食べに行くという方も多いのではないでしょうか。実は基本的な材料と手順さえ押さえれば、ご家庭でも近い味わいを再現できます。このレシピを参考に、お家で天丼てんや気分を味わってみましょう。

桜海老天丼（みそ汁付き）の再現レシピ

まず基本となる米（1合（約150g））を用意します。主な具材として天つゆ（100ml）, 濃口醤油（大さじ2）, 桜海老（50g）, 水（150ml）, 青ねぎ（刻み）（適量）, 豆腐（1/4丁）, わかめ（5g）, だし汁（みそ汁用）（150ml）が必要です。調味料はみりん（大さじ2）, 砂糖（大さじ1）, だし汁（100ml）, みそ（大さじ1）を使用します。その他、天ぷら粉（100g）, 揚げ油（適量）も準備しておきましょう。

まず、米はしっかりと研いでから30分ほど水に浸し、炊飯器で炊いておきます。 天つゆを作ります。小鍋にだし汁、みりん、濃口醤油、砂糖を入れて火にかけ、沸いたら弱火で3分ほど煮詰めます。 天ぷらの衣を作ります。ボウルに天ぷら粉を入れ、冷水を少しずつ加えながら混ぜます。氷水を使うと衣がカラッと仕上がりますが、混ぜすぎないのがポイントです。小麦粉のダマが少し残る程度が理想的です。 桜海老は水気を切り、軽く小麦粉をまぶしてから衣をつけます。多めの油を180℃に熱し、桜海老をまとめて入れ、カラッとするまで揚げます。 どんぶりにご飯を盛り、温かい天つゆを少量かけます。その上に揚げたての天ぷらを彩りよく盛り付け、再び天つゆをかけます。最後に刻んだ青ねぎを散らして完成です。 みそ汁は別の鍋にだし汁を沸かし、豆腐とわかめを入れます。火を止める直前にみそを溶き入れます。


おいしく作るポイントとアレンジ方法

家庭で天丼を作る際のコツは、手に入る食材で最大限の味を引き出すことです。季節の野菜や旬の食材を取り入れると、より本格的な味わいになります。 天ぷらを揚げる際は、油の温度管理が重要です。180℃前後が理想的で、温度計がなければ、衣を少し落として、すぐに浮かんでくれば適温です。 桜海老の天ぷらは香りが命です。揚げすぎると香りが飛んでしまうので、サッと揚げるのがポイントです。

天丼てんやの味を完全に再現することは難しいかもしれませんが、ご家庭ならではの天丼を楽しむのもよいでしょう。 天ぷらの具材は季節の野菜や海鮮類など、お好みで変えてみましょう。春は菜の花や筍、夏はなすやししとう、秋はさつまいもやきのこ、冬は大根や白子など、旬の食材で季節感を楽しめます。 桜海老の代わりに通常の海老を使う場合は、殻をむいて背わたを取り、塩胡椒で下味をつけてから揚げると美味しく仕上がります。

栄養成分情報: この天丼は1食あたり約981kcalのエネルギー、タンパク質20.8g、脂質48.2g、炭水化物120.0g、塩分4.7gを含んでいます。 天丼は揚げ物のため脂質が比較的多めですが、具材によって栄養バランスを調整できます。野菜をたくさん入れることでビタミンやミネラルを補うことができるでしょう。