かつて街に漏れていた盗撮カメラ映像の現在は?
今から10年ほど前は、撮影したアナログ映像を電波で送信する盗撮カメラが多数キャッチされていました。アナログ映像で録画するカメラは、いわゆる昔ながらの監視カメラ。現在主流のLANケーブルや、Wi-Fiで接続するタイプはすべてデジタル映像で記録します。はたして令和の世に、盗撮カメラのアナログ映像は残っているのでしょうか。
アナログ盗撮カメラ映像で路上の様子
2012年に調査した際にキャッチした痕跡を、改めて追ってみました。使用したのはカメラ映像がそのまま受像できるサンメカトロニクスの盗撮カメラ発見器「WCH-150X」です。
受信周波数は900MHz~3.0GHz、5.0~6.0GHz。実勢価格は115,000円です。電源を入れると直ちにスキャンをスタート。周波数帯を変えながら、約10秒間隔で推移していきます。
11年前と変わらず、風俗店がひしめく台東区の上野仲町通り。以前は周波数1110MHzで路上キャッチでにぎわう様子をアナログ盗撮カメラが捕らえていましたが、残念ながら受像できませんでした。
アナログ盗撮カメラ映像で店内の様子
台東区鶯谷では、2012年当時はラブホテルの部屋の利用状況が分かる、興味深い映像をキャッチできていました。しかし、ここも空振り。デジタル化されてしまったようです。当時の周波数は2460MHzでした。
場所を移して千代田区外神田の秋葉原へ。かつては周波数5275MHzで、店内映像などが録れていましたが、結果は受信できず…。電気街ゆえ、古いタイプはもう残っていないのかしれません。
新規開拓として、昔ながらの居酒屋や風俗店が残る新橋や新宿でも調査しました。しかし、残念ながらアナログ盗撮カメラの入感はなし。とはいえ、都心以外や地方ではアナログ盗撮カメラもまだまだ現役のようです。
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ラジオライフ編集部
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