ブルーインパルス6機で行う飛行は意外に少ない
ブルーインパルスは6機編成でアクロバット飛行を行いますが、6機揃って行う演技は意外に少なく3つしかありません。このブルーインパルス6機で行う3つの課目が登場するのは展示飛行も後半に入ったところになります。6機のT-4が全く乱れることなく、ピッタリと揃って飛行する姿は圧巻です。
ブルーインパルス6機でデルタロール
「デルタロール」は会場左前方からデルタ隊形で進入してきたブルーインパルス6機が、上昇しつつ隊形を保ったままロールを行い、方向を変えて会場右手に抜けていく課目です。
正面から見ると円を描いているように見えますが、上から見るとL字に曲がっていくという形。機数が多くスモークの残り方もハデになるので、アップで編隊を狙っても、引いてスモークの形を活かした撮り方をしても絵になります。
「デルタループ」はブルーインパルス6機のデルタ隊形で行うのは一緒ですが、こちらはぐるりと垂直の円を描くループです。会場右手の後方よりスモークを出しながら、進入してきた6機のT-4は、会場正面で上昇。空中に大きな円を作り、左手に抜けていきます。
ブルーインパルス6機の間隔が広い
デルタロールと同じように、200mm程度の短めの望遠レンズで、スモークの形を活かす構図で撮るのがオススメ。しかし、快晴なら思い切って広角レンズで、キレイなループが描かれている様子を収めるのも絵になります。
「ボントンロール」は会場正面やや左から広めのデルタ隊形でブルーインパルス6機が進入、会場中央の滑走路付近に来たところで1番機の号令に合わせてスモークを切り、6機が一斉にエルロンロールを実施。ほかの課目と違って、スモークを出していないところが見せ場です。
ブルーインパルスの機体の間隔が広いため、6機を入れて撮る場合は、200mm程度でも十分。しかし、エルロンロールを行っている一瞬を撮っても、微妙に角度がバラバラで編隊という感じになりません。写真を撮るには絵にしにくい課目です。
ラジオライフ編集部
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