オービス光ったかも…は対向車線のテールランプ
オービスは無人式の速度違反取り締まり装置。赤外線ストロボとカメラで、夜間でもハッキリと速度違反のクルマと運転者を撮影することで知られています。そんなオービスを夜間に通過するときに赤外線ストロボが赤く光ったようて「オービス光ったかも」と思ったことがあるはず。しかし、実際はオービスの発光でないことがほとんどです。
![オービスの赤外線ストロボが光ったかも…の正体](https://radiolife.com/wp-content/uploads/2023/12/orbis-flash-maybe-480x318.jpg)
オービス光ったかも…は対向車線
速度違反をしていなくてもオービスを通過するときは、つい赤外線ストロボに目が行きがち。そして、夜間に走行しているときに「オービスがポッと赤く光ったかも…」という経験がある人は多いでしょう。
しかし、ほとんどの場合は対向車線を走り去るクルマのテールランプがオービスの赤外線ストロボに反射して光っているもの。実際のオービスの赤外線ストロボは、もっと強烈に発光します。
YouTube動画を検索すれば、実際のオービスの赤外線ストロボの発光を確認することが可能。ただし、原理的には赤外線ストロボは肉眼ではほとんど見えません。オービスは警告のために、赤外線と一緒に赤い可視光を発光させているようです。
オービス光ったかも…で中身が空
また、オービスが光ったかもと思っても、すべて稼働しているとは限りません。中には、動作していないのに設置されたままのオービスもあるのです。とくに、Hシステムと呼ばれるはんぺん型のアンテナが特徴のオービスによく見られます。
Hシステムの製造メーカーは三菱電機ですが、2008年にオービス部門から撤退しており、現在はメンテナンスと裁判関係をサポートしているのみ。レーダー式オービスと同様に、ループコイル式への置換が進んでいます。
Hシステムのオービスは、赤外線ストロボとアンテナとCCDカメラがワンセット。ところが、「オービス光ったかも」と思っても赤外線ストロボが取り外されていたり、よく見るとカメラのケース内が空っぽだったり、はたまたアンテナがなかったり…というケースが続出しているのです。
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ラジオライフ編集部
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