オービスは何キロでスピード違反を撮影するのか
オービスはスピード違反の車両とドライバーを自動的に撮影する無人式の取り締まり装置。制限速度で走っていても、オービスの前を通るときは少しドキドキするものです。そんなオービスが撮影するスピード違反は何キロ以上なのでしょう。そして、撮影された写真に車両とドライバーはどう写っているのでしょう。
オービスは一発で免許停止処分
オービスは極めて悪質なスピード違反車を撮影することになっています。具体的な目安となるのが、赤キップのスピード違反です。つまり一般道だと30キロオーバー以上、高速道だと40キロオーバー以上を撮影するといわれています。
というのも、スピード違反の点数は一般道で超過30キロ以上50キロ未満、高速道では超過40キロ以上50キロ未満だと6点。一般道でも高速道でも50キロオーバー以上は12点です。処分歴0回でも6点からは免許停止となります。
すなわち、オービスは一発で免許停止処分になってしまうスピード違反を撮影すると考えられるわけです。実際、オービスによる検挙はスピード違反全体の数%程度。スピード違反のほとんどはネズミ捕りか追尾式によるものです。
オービスは写真にデータ焼き付け
オービスで撮影された写真には、違反車(とされるクルマ)の全体がやや斜めから写っています。写真はモノクロですが、ナンバープレートもフロントガラスの内側もきれいに収められた状態です。
また、オービスのスピード違反ではクルマ全体の写真のほかに、ナンバープレートや運転者の顔部分を拡大した写真が添えられる場合もあります。加えて、そこには年月日、写真番号、制限速度、測定値などのデータが焼き付けられているのです。
これらのデータは後から手動で入れるのではなく、データが表示された状態で撮影するのです。ナンバーを元にクルマの所有者に通知し、違反者(たいていは所有者自身)を警察署へ呼び出して違反切符を切ることになります。
ただし、最近は移動式のオービスによるスピード違反の取り締まりが全国的に展開中。こちらは青切符のスピード違反でも取り締まっていると報告されています。
ラジオライフ編集部
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