覆面パトカーは追尾式で違反車をどう速度測定?
スピード取り締まりの検挙数でネズミ捕りと双璧をなすのが、パトカーや白バイによる「追尾式」です。中でも覆面パトカーによる追尾式のスピード取り締まりは、見かけが一般車と変わらないだけに、いつ遭遇するかわかりません。覆面パトカーの追尾式スピード取り締まりの手順を見ていきましょう。
覆面パトカーの追尾式の基本パターン
交通機動隊と高速交通警察隊に所属経験のある元警部補によれば、覆面パトカーによるスピード取り締まりは「後方から勢いよく飛ばしてくる違反車と、いかにして巡り合うか」がポイントになるといいます。
このため高速道路では「第1通行帯を走る大型トラックの前を隠れながら80km/hくらいで走ったり、本線を見下ろせるパーキングエリアに止めて、違反車がやって来るのを待つ」とのこと。この2つが追尾式取り締まりの基本パターンです。
すなわち、高速道路では一般車を装った覆面パトカーが、違反車が来るのを息を殺して待っています。ただし、違反車が追い越し車線を飛ばしていっても、覆面パトカーはすぐに車線変更はしません。
覆面パトカーの追尾式は6~7秒計測
覆面パトカーは追尾式といえども、第1通行帯を走りながら違反車との距離を詰めていきます。というのも、違反車は真後ろから追い上げてくる、自分より速いクルマには敏感だからです。
「違反車を追尾距離に捕らえたら追い越し車線に入り、真後ろに付いて速度を合わせて測定開始です。違反車は130km/hや140km/hを出しているので、200mの追尾も毎秒35m以上進みますから、6~7秒もあれば測定は完了します」といいます。
そして、このとき速度を記録するために使われるのが「ストップメーター」です。現在使われているストップメーターはデジタル式で、取り締まる警察官が「等間隔で走った」と判断した時点でボタンを押すと、付属するプリンターからスピードが印字され、スピード違反の記録となります。
ラジオライフ編集部
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