飲酒して酒気帯び運転基準値以下になる時間は?
飲酒運転は絶対にしてはいけません。とはいえ、飲酒して何時間で酒気帯び運転でなくなるかは曖昧です。そこで、酒気帯び運転基準値以下の血中アルコール濃度になる時間を測定してみました。なお、アルコール分解には個人差があります。今回の結果がすべての人に当てはまるとは限りません。
酒気帯び運転基準値以下になる時間
クルマで出勤したものの、やむをえない事情で飲み会に参加。「乾杯だけ」の言葉を断り切れずに飲んでしまって、仕方なくクルマの中で仮眠。酔いが覚めるのをひたすら待った…という人は少なくないはずです。こうした場合、飲酒して何時間で酒気帯び運転でなくなるのでしょう。
1つは、道路交通法的に血中アルコール濃度が酒気帯び運転基準値以下であること。すなわち、血中アルコール濃度が0.15mg/l未満ということになります。もう1つは、常識的に平常時と同じ判断能力・運転能力であることが必須です。
その意味で、自分のアルコール分解能力を知っておくことは大切なこと。そこで、実際にアルコール検知器を使って、酒気帯び運転基準値以下になるアルコール分解の時間を検証してみました。
酒気帯び運転基準値以下になった時間
飲酒して何時間で酒気帯び運転基準値以下になるかの実験は、500mlのビールを20分かけて飲んで、その15分後に測定を開始。15分おきに呼気アルコール濃度を測定します。0mg/lになったら実験終了です。
アルコール検知器は中央自動車工業の「sociacα」(実勢価格13,000円)を利用。空腹時に実施しました。ちなみに、体重や性別、飲んだお酒の量などからアルコール分解時間を教えてくれるアプリ「AlcCalc」の予想では3時間20分です。
飲酒後、ジュースやクスリなど一切口にせず、純粋にアルコール分解にかかった時間は2時間45分。アルコール分解の予想時間と大差なく、被験者は平均的なアルコール分解能力の持ち主であると考えられます。ちなみに、酒気帯び運転基準値以下となる血中アルコール濃度0.15mg/l未満になった時間は90分でした。
ラジオライフ編集部
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