私服刑事に配備される話題のオートマチック拳銃
今、警察官の拳銃が変わりつつあります。従来のリボルバーから、火力を強化したオートマチックへ移行しているのです。現在の日本警察の主流拳銃はリボルバーの「M360J」で、通称は“サクラ”。街中をパトロールしている制服警察官も携行しています。いま私服刑事に配備されている話題のオートマチック拳銃を見ていきましょう。
私服刑事にオートマチック拳銃を配備
制服警察官が腰に備える拳銃は、基本的に回転式の弾倉(シリンダー)を持つリボルバー。警察で使用されているのは、すべて38スペシャル弾を5発装填できるモデルです。そして現在の主流は「M360J サクラ」になっています。
一方、私服刑事などの警察官にはM360J サクラだけではなく、オートマチックの「グロック19」の配備が増えています。グロック45より一回り小型でGlock社のラインアップでは、最も売れているモデルです。
リボルバーのように左右に張り出たシリンダーが無いため、携帯性は抜群。大都市圏の警察本部から配備が進んでおり、世界的なベストセラーモデルの最新バージョンということもあってか、現場で高い評価を受けています。
刑事部に命中精度も高い優秀な拳銃
もう一つの話題のモデルが、ドイツのH&K社製「SFP9」です。装填数は17発で、全長は186.5mm、重さは710g。警視庁では刑事部の捜査第一課や第四課、機動捜査隊に配備されているようです。
2020年から陸上自衛隊での調達が進む拳銃であり、JALUX(H&K社の日本代理店)が、スケールメリットを推して売り込んだというウワサもありますが、大柄なSFP9は操作性が高く、命中精度も高い優秀な拳銃であることは間違いありません。
防衛省の令和2年度調達価格は1挺92,880円。警察への納入価格もそれに準じると思われますが、円安が進む昨今では13万円近くになっている可能性もあります。
ラジオライフ編集部
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