高速道路の取り締まりで速度違反の次に多いのは?
高速道路を流しながら、交通違反を見つけて取り締まるパトカーや面パト。彼らが狙いを付けているのはまず速度違反です。実際、高速道路で捕まる違反の半分以上が速度違反。しかし、それ以外にも高速道路で取り締まられやすい交通違反は存在します。速度違反の次に多い高速道路上の交通違反は何でしょう。
高速道路の交通違反は速度違反が70%
交通違反の取り締まりにおいて、高速道路上の交通違反が占める割合はそれほど多くありません。警察庁の交通統計によると、2023年の一般道を含む交通違反の取り締まり件数は約500万件、このうち高速道路上の交通違反は50万件弱です。
しかし、速度違反に限ると高速道路上の割合はぐんと上がり、全体が約100万件に対し約26万件とグッと割合が高まります。警察側としても積極的に高速道路上で速度違反を取り締まっていることがわかります。
次に、高速道路上での取り締まり件数が多い交通違反を見ていくと、先ほどの速度違反が全体の70%ほどを占めていて、次がシートベルト装着義務違反の約11万件です。それに続くのが通行帯違反で、取り締まり件数は5万件弱になります。
高速道路の交通違反はシートベルト
シートベルト装着義務違反については、高速道路の場合はICの入口や本線料金所の検問で取り締まることがほとんど。後部座席に乗っている人についても、着用していないと違反です。
また、通行帯違反については、乗用車や自動二輪車では追い越し車線を必要なく長く走り続けた場合は違反となります。片側1車線しかない場合を除くと、高速道路の一番右側車線は「追越車線」に指定されていて、追い越し以外で長く走り続けると違反になるので要注意。ただし、渋滞や事故のときは適用外です。
ちなみに、大型トラックに関しては通行帯の規制は乗用車やバイクより厳しく、大型トレーラーが一番左側以外の車線を走行したり、大型トラックが片側3車線以上ある高速道路の追い越し車線を走る場合も、じつは通行帯違反になります。
ラジオライフ編集部
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