全国の警察で可搬式オービスのダミー増殖の予感
老朽化や維持費などの問題もあり、日本の道路から固定式オービスは年々数を減らしています。代わりに増殖しているのが、持ち運びが可能な可搬式オービスです。一定の設置パターンがあるとはいえ、神出鬼没さは脅威。ドライブ中にはできるだけ出会いたくないものです。とはいえ、可搬式オービスもタダではありません。
可搬式オービスのダミーを道警が導入
可搬式オービスは1台あたりの価格は1,000万~2,000万円と高額で、地方警察では何台も配備するのは不可能…。そこで、可搬式オービスのダミーを作成するアイディアマンが現れました。
2023年に奈良県警で運用していることが話題になったのは記憶に新しいところ。そして、とくに北海道警はこのダミーオービスの“導入”に積極的で、現在は15台あり、今後も増やしていくとか。
報道によると、道警の交通指導課に属する25歳の巡査長が、消毒用アルコールが入っていた一斗缶から着想して作成。これを見たドライバーは速度を落としたとし、道内で7台しかない可搬式オービスの助け舟になっているといいます。
可搬式オービスのダミーは余った材料
ニュース記事で写真や映像をじっくり見るとさすがに偽物だと分かりますが、ダミーオービス設置後に速度抑止の効果があったそうです。車内の運転席から見たら、結構イケているのかもしれません。
北海道警のダミーオービスをよく見てみると、正面のフラッシュやレンズは「LSM-300」、連結ボディは「LSM-310」に見えます。署内で余っていた材料で作ったとのことです。
多少は巡査長のアドリブも入っていたかもしれません。なお、現在はフラッシュやレンズをカラーコピーして貼っただけの“簡易版”も作られているようです。
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ラジオライフ編集部
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