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警護のSPがあえて上着のボタンを外しておく理由

トランプ氏の暗殺未遂事件は記憶に新しいところ。トランプ氏を囲むように警護するシークレットサービスも注目されました。そして、日本で要人の身辺警護の重責を担うのが警察の「SP」です。要人警護を行う警察のSPの服装はスーツでビシッと決めるのが基本。ただし、要人警護では上着のボタンを外しているのでした。


警護のSPがあえて上着のボタンを外しておく理由


警察のSPの服装はスーツにネクタイ

要人警護を担う警察のセキュリティポリスは、略して「SP」とも呼ばれます。SPは要人の側にいるのですから当然、服装には気をつける必要があります。

警察のSPの服装はスーツにネクタイが当たり前で、ネクタイはSPの文字デザインが施された赤色。クールビズの普及にともない夏場の警察のSPの服装にノーネクタイも認められています。

そんな服装の警察のSPにあって、要人警護では上着のボタンを外しておくのが通常。これは、いざというときにすばやく腰や脇に携帯している拳銃や特殊警棒などの装備品を取り出すためです。


警察のSPの服装で無線機は内ポケット

警察のSPは拳銃や特殊警棒のほか、防弾アタッシュケースや防護板、防弾コートなどを装備し、万が一に備えています。SPが襟に着けるバッジは「SP」。バッジは偽造防止用に不定期にカラーを変更します。

ドラマや映画で描かれるように、警察のSPは無線通信を頻繁に行っています。無線機を服装の内ポケットに隠し、コードを袖に通してマイクを手の中に収めて使用。服装で手の平で口を覆うようにして無線通話を行えば、連絡を取っているようには見えません。

SPはイヤホンも髪の毛やメガネなどで無線のイヤホンを目立たないように工夫しています。SPや特殊部隊で採用している無線のイヤホンは半透明のカールコード型。SPはイヤホンを首の後ろから耳に通して使用します。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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