駐車監視員と会話するとステッカー貼られない?
駐車違反の取り締まりを行っている駐車監視員の姿は、いまや街の見慣れた光景となっています。そんな駐車監視員の指導者教育に用いられる研修資料が「警察大学校研修資料」です。そこには、駐車違反の処理を監視員が行わない状況など多くの事例が掲載されています。駐車監視員と会話するとステッカーが貼られないかもしれません。

駐車監視員が違反処理を行わない状況
さっそく、駐車監視員の指導者教育に用いられるという「警察大学校研修資料」を駐車監視員制度に詳しい事情通に読み解いてもらいました。注目は「監視員が違反処理を行わない状況はありますか?」という質問です。
その回答には「運転者が車両に乗車または降車していることを目視していた場合、直後に無人車両となっても同じ箇所での確認作業は行われない」とあります。
駐車監視員がステッカーを貼る駐車違反は、運転者が離れて直ちに運転することができない状態の「放置車両」になります。このため、駐車違反となるクルマでもドライバーが降りるところに遭遇すると、違反処理を行わないと書かれているのです。
駐車監視員は放置車両にステッカー
じつは、駐車監視員が行っているのは駐車違反の取り締まり全般ではなく「放置車両」確認事務の業務。貼っているステッカーにも駐車違反という文字が大きく書かれていますが、正しくは「放置車両確認標章」という名称です。
事情通によれば、さらに駐車監視員と会話をすれば完璧とのこと。ただし、その監視員が駐車違反の処理を行わなくても、別の組に連絡して確認作業をしてもらう場合もあるようです。
監視員と会話したからといって、駐車違反の処理がしっかり行われるケースもあるのでした。いずれにしても、駐車違反は渋滞や事故の原因になります。交通ルールを守って安全運転を心がけましょう。
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ラジオライフ編集部
ラジオライフ編集部 : 三才ブックス
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