事件現場の記者と捜査員に存在する暗黙のルール
事件や火災などの発生を知ると、事件記者は一斉に現場を目指します。事件現場では現場保存のために、周囲に黄色い規制テープを張って進入を規制します。立入制限線から撮影できれば、マスコミも無理に中に入ろうとはしません。現場の捜査員と事件記者の間にある暗黙のルールについて見ていきましょう。

事件現場には規制テープを張り巡らす
事件現場では捜査が行われ、指紋や足跡、遺留物などの物的証拠が壊されるのを防ぐため、黄色い規制テープを張り巡らして内部への立ち入りを規制します。
これは「現場保存」と呼ばれ、所轄警察署の地域課や交通課の警察官の重要な仕事です。この立入制限線は、報道関係者なら入れることが規定されています。
とはいえ、黄色い規制テープをくぐってズカズカと進入できるかというと、実際はそうはなりません。なぜなら、この規定を知らず「警察官以外はすべて排除」と思っている警察官が意外なほど多いからです。
事件現場で広報課立ち会いで撮影する
記者としては、「ここからでは撮影できない。立入制限線が後ろ過ぎる」と、現場の警察官と揉めることも少なくありません。そのため、警察官の目をかいくぐって中に入り、撮影をするケースもあります。
足跡や遺留物などの物的証拠を探す鑑識課員たちによる捜査のジャマにならないように、報道関係者は撮影と取材をします。現場の捜査員と記者の間には暗黙のルールがあるのです。
一方で、広報課の立ち会いで、記者やカメラマンを立入制限線内の事件現場に一定時間立ち入らせるということも。「今から10分間、現場近くへの立ち入りを認めますので、その間に撮影などをお願いします。では、私について来てください」というやり方です。
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ラジオライフ編集部
ラジオライフ編集部 : 三才ブックス
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