スマホで赤外線撮影が可能になるFLIR ONE Pro
年々、スマホカメラの高性能化が進み、望遠・ポートレート・ナイトモード撮影などができる機種が増えてきました。しかし、物体が放つ熱データを可視化するサーモグラフィー機能を搭載しているのは、限られたごくわずかな機種のみ。しかも、そのクオリティは“オマケ”程度なのが現状です。
FLIR ONE Proは赤外線撮影ユニット
信頼性の高いメーカーのサーモグラフィーカメラは、業務用途ということもあり当然、高価…。そんな現状を解決できるのが、フリアーシステムズのスマホ用サーモグラフィーアダプタです。
「FLIR ONE Pro」は、スマホの端子に挿すだけで赤外線撮影ができるカメラユニット。こういったコンセプトの周辺機器は他にもありますが、本機が広く支持されるのはその性能の高さゆえです。
FLIR ONE Proは、赤外線カメラと可視カメラの2つを用いる「スーパーファインコントラスト(MSX)」により、サーモグラフィー画像に輪郭や文字を重ねて映し出すことが可能です。
FLIR ONE Proはエンジニアが重宝する
実際に、使用してみるとボウッとしただけの赤外線カメラ画像が、スーパーファインコントラストをONにすることで駅名や看板の絵柄が分かるようになりました。
熱源を正確に特定可能ということで、エンジニアや研究室で重宝されているのです。なお、本モデルには、接続端子がUSB Type-C(Android用)とLightning(iPhone・iPad用)の2タイプあります。
解像度は1920×1080ドット(画像・動画)、160×120ドット(熱画像)で、検知温度は-20~400度です。保存形式はJPEG(画像)、MP4(動画)となります。サイズ/重さは34W×68H×14Dmm/36.5g、実勢価格は60,000円です。
ラジオライフ編集部
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