人物の自動切り抜きで合成写真を作る無料アプリ
人物を切り抜いてまったく別の背景を合成できる画像加工アプリが「Vivid AI: AIアバター作成 & AI画像編集」です。App Store、Google Playで無料で入手できます。本来はアート作品を作るためのアプリですが、AIの力でアリバイをでっち上げる写真の偽造やねつ造に活用できるというわけです。詳しく見ていきましょう。
写真を選ぶと自動で被写体を切り抜き
「Vivid AI: AIアバター作成 & AI画像編集」は本来、写真を加工してアート作品を作るための画像加工アプリです。とはいえ、加工作業はAIが自動で行うので、技術的に難しい操作は必要ありません。
アリバイ写真の偽造やねつ造に役立つのは「AI背景」という背景の差し替え機能。ベースとなる写真を選ぶと自動で被写体が切り抜かれ、あとは背景素材を選ぶだけで背景を偽装した合成写真が作れます。
使い方は、まずアプリのメイン画面の機能一覧から「AI背景」を選択。続いて、合成したい人物が写った写真を選択しましょう。写真を選ぶだけで自動で被写体が切り抜かれます。
フィルターを選ぶだけで天気を変える
最後に、背景素材を選択すると合成画像が生成されるというわけです。背景は「テーマパーク・雪山・花畑・海外の街」などをワンタップで自由に差し替えられます。
写真に映る風景の雰囲気を変える「AIシーン」機能も搭載。写真と加工用のプリセットを選ぶだけでAIが写真を大きく加工してくれますが、ちょっとやり過ぎ感もあります。
このアプリは、フィルターを選ぶだけで写真の天気も変えることが可能。ただし、こちらもアニメチックになるのでアリバイ写真などのねつ造には不向きかもしれません。(文/中谷仁)
ラジオライフ編集部
最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- NHK受信料のBSのみ視聴で割安な特別契約とは? - 2024年11月22日
- 可搬式オービスの速度違反は15km/h未満は無視? - 2024年11月22日
- Catchyは仕事も私生活も役立つ文章生成サービス - 2024年11月21日
- NHKメッセージ消去の裏技「録画」が通用する理由 - 2024年11月21日
- 譲渡されたテレビのB-CASカードは申請が必要? - 2024年11月21日
この記事にコメントする
あわせて読みたい記事
自分で撮った背景で合成写真が作れる無料アプリ
違和感ゼロの合成写真が簡単に作れる無料アプリ
オススメ記事
2021年10月、ついに「モザイク破壊」に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能(AI)技術を悪用してアダルト動画(AV)のモザイクを除去したように改変し[…続きを読む]
モザイク処理は、特定部分の色の平均情報を元に解像度を下げるという非可逆変換なので「モザイク除去」は理論上は不可能です。しかし、これまで数々の「モザイク除去機」が登場してきました。モザイク除去は[…続きを読む]
圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]
盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ」が急増して[…続きを読む]
おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]