有名人に偽装するディープフェイクを見抜く方法
生成AIの登場により、スマホの詐欺対策は大きな転換点を迎えています。近ごろは著名人に偽装したAI動画で、投資などに誘導する手口も出てきました。いわゆるディープフェイクを使った詐欺手法です。そんな有名人に偽装するディープフェイク広告を見抜くにも、トレンドマイクロの「詐欺バスター」は有効なのでした。

詐欺バスターがAIで詐欺かをチェック
「詐欺バスター」はウイルス対策で実績がある、トレンドマイクロ製の詐欺対策アプリ。月額490円かかりますが、電話・SMS・広告など、詐欺につながるものもブロックできます。
詐欺バスターは、迷惑電話の可能性が高い番号を自動でブロックしてくれます。この機能をオンにしておくと、着信履歴すら残りません。そのほか、SMSフィルターや広告ブロック機能も搭載します。
さらに、詐欺バスターに怪しい画像やテキストをアップすると、AIに詐欺の可能性をチェックしてもらうことが可能です。差出人に心当たりがないメッセージは、まずはこれでチェックすると安心でしょう。
詐欺バスターがリアルタイムで解析
このAIはあらゆる詐欺の手口を学習しているので、判断の目安になるはず。不審なメールやメッセージが届いたら、スクリーンショットやテキストのコピーを送信するだけです。
近ごろは著名人に偽装したAI動画で、投資などに誘導する手口も出てきました。詐欺バスターは、このディープフェイクにも対応しています。SNS上の動画を解析する以外にも、Zoomなどを使ったビデオ通話にも使えます。
「ディープフェイク」機能を通じて、ビデオ通話を録画&スキャンすることも可能。スキャン中、ディープフェイクと思われる箇所が映ると警告してくれます。リアルタイムでの解析が行えるので、セミナー中にフェードアウトも可能でしょう。(文/中谷仁)

ラジオライフ編集部

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