冷却シートで一番剥がれにくかった「冷えピタ」
風邪で熱がある時はもちろん、夏の暑い時期にも大活躍の冷却ジェルシート。密着力と温度変化を重点的に比較しました。4製品とも4時間を過ぎると乾燥して密着力が弱くなるので、パッケージにある冷却持続時間はあまり参考にならないでしょう。冷却シートで一番剥がれにくかったのは「冷えピタ」でした。
冷えピタはシートが剥がれにくい
今回、貼って試した冷却ジェルシートは、ライオンの「冷えピタ」と小林製薬の「熱さまシート」、テイコクファルマケアの「冷えデコシート」、白金製薬の「ひえひえ天国冷却シート」です。
まずは粘着力のテスト。すべて3回ずつ肌に貼って吸着力を弱めてから、天井に貼って2時間後の様子をチェックしました。そして肌に貼って、1時間後と5時間後の温度を測定。温度測定に使ったのは、-60~760度まで測定できる非接触放射温度計「MT-9」です。
そして、4製品の中で1位となったのが「冷えピタ」でした。ジェルは薄めですがシートは剥がれにくく、温度は1度の変化で留まりました。粘着力テストでも、密着して剥がれる様子はありません。ハーブを配合しているため、すっきりと爽やかな香り。実勢価格は410円(16枚)です。
熱さまシートの特徴はジェルが厚い
2位となったのは「熱さまシート」でした。この製品はジェルが厚いのが特徴。冷感ツブのおかげか、実際の温度より冷たく感じました。粘着力テストでは四隅が剥がれましたが、これなら許容範囲でしょう。ただ、湿布臭さと価格の高さがやや残念。実勢価格は360円(6枚)です。
3位は「冷えデコシート」となりました。サイズもジェルの厚みも、冷えピタとほぼ同じですが、こちらの方がやや剥がれやすいという結果。温度は唯一、31度台まで上がってしまいました。実勢価格は306円(18枚)です。
4位は「ひえひえ天国冷却シート」。何よりも剥がれやすいのが悔やまれるところです。シートの四隅にまでジェルが行き渡っていないため、そこから剥がれてしまうのでしょう。実勢価格は276円(16枚)です。
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ラジオライフ編集部
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