日産エンジン博物館でスカイラインの系譜を堪能
日産の横浜工場は、国内仕様車に搭載されるエンジンの半数近くを製造している工場。その一画にあるのが「日産エンジンミュージアム」。日産エンジン博物館とも呼ばれています。スカイラインを姪者にしたエンジンの系譜が堪能できる日産エンジン博物館を紹介しましょう。
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日産エンジン博物館のクルマは数台
日産エンジン博物館はその名と立地の通り、クルマ本体の展示は数台で、日産のエンジンが一堂に会しています。各年代のレーシングエンジンはここでしか見られないものばかりです。
日産エンジン博物館ではスカイラインを名車にしたエンジンの系譜が楽しめます。1964年、1.5リットルだったスカイラインにグロリア用の2リットルエンジン「GR7B」(152馬力)をボディを20cm延長して搭載。日本グランプリに参戦しました。これがスカG神話の始まりです。
1965年、GR7Bの吸排気効率を上げるため、吸気ポートと排気ポートが別側に付くクロスフロー式のレース専用シリンダーヘッドに換装した「GR7B’(ダッシュ)」へと進化。191馬力でした。
日産エンジン博物館は石柱が多い
1965年、GR7Bをベースにレース専用の「GR8」が誕生。シリンダーヘッドがDOHCになり、245馬力をマークしました。そして1969年、レース専用のGR8を市販車用に再設計したのが「S20」。160馬力でスカイラインGT-Rに搭載されました。
日産エンジン博物館の館内に石柱が多いのは、1933年創業時の本社事務棟を使っているため。入り口が狭く、館内に展示できるクルマも限定されています。
SR311フェアレディ2000は数少ないクルマ本体の展示の1台。車幅1,495mmですが、館内に入れるのはギリギリだったといいます。
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ラジオライフ編集部
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