AIサービスの進化とそこに潜んでいる問題点とは
AI(人工知能)とは、コンピュータが人間の知能のような認識・学習・推論・意思決定を行う技術です。AIは大量のデータを処理し、そのパターンを学習することで言語処理や画像認識などを自動化できます。AIといえば、一般的に対話型AIが知られていますが、それ以外にもさまざまな学習モデルが開発されているのでした。
AIサービスにはさまざまな学習モデル
AIサービスといえば、一般的に「ChatGPT」をはじめとする大規模言語モデルを使った対話型AIが知られていますが、それ以外にもさまざまな学習モデルが開発されており、医療・金融・製造業など幅広い分野で活用されています。
そもそも、AIは1956年にアメリカの科学者ジョン・マッカーシーがダートマス会議において「人工知能」という言葉を初めて使ったのが始まりです。
1960年代にはMIT教授ジョセフ・ワイゼンバウムが「ELIZA」という自然言語処理プログラムを開発。2000年代以降、機械学習とディープラーニングの技術が進化し、その精度を大幅に向上させました。
AIサービスによる情報漏洩を問題視
現在では、AIが患者のX線やMRI画像を解析したり、クレジットカードの不正利用の検知や信用リスクの評価、天気やトレンドを予測した小売店の在庫管理など、あらゆる場面で活用されています。
一方で、学習データに著作物や個人情報が含まれていたり、AIサービスによる情報漏洩を問題視する声も少なくありません。米紙『ニューヨーク・タイムズ』は2023年12月にOpenAIと出資するMicrosoftに対し、許可なく記事を利用したとして損害賠償を求める訴訟を起こしました。
さらに、老舗タブロイド紙『デイリー・ニューズ』など8紙が同様の訴訟を起こしています。韓国のサムスン電子では、エンジニアが社内ソースコードをChatGPTにアップロードし、他ユーザーに開示されたことが発覚。従業員による生成AIの利用が禁止されました。
ラジオライフ編集部
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