NHK受信料で別荘や別宅は「世帯」に含まれる?
NHK受信料は、一般家庭の場合は世帯ごとに支払うのが決まりとなっています。NHK受信料でいう「世帯」とは、同じ住所に住んでいて、同一の生計を営んでいる家族の単位です。ここで疑問になるのが、二世帯住宅のケース。文字どおり、NHK受信料は2世帯分かかってしまうのでしょうか。また、別荘や別宅のNHK受信料はどうなるのでしょう。
NHK受信料は世帯ごとに支払う規約
「日本放送協会受信規約」によると、NHK受信契約は世帯で行うことになっています。すなわち、NHK受信料は「世帯」に支払うことになっているのです。
ただし、NHK受信料の規約でいう「世帯」は住民票上の世帯とは微妙に違っています。NHK受信料の世帯は「同一生計を営んでいるか」です。例えば、事実婚の夫婦は住民票は別々で別世帯ですが、NHK受信料は世帯の範囲内になります。
二世帯住宅の場合も、仮に住民票が別々であってもNHK受信料は同一家計かどうかで1世帯か2世帯かを判断します。公共料金や生活費などを共通で支払っている家庭であれば、NHK受信料は1世帯分で済み、まったく別会計であれば2世帯分です。
NHK受信料は別荘や別宅は世帯ごと対象外
シェアハウスのNHK受信料も、考え方は同じです。管理人が入居者を募集してテレビスペースも共用といったケースでは、管理人がNHK受信料を世帯として支払えばOK。ただし、シェアハウスでも独立性が高く、テレビの設置や光熱費が別管理の場合、入居者が別々の世帯としてNHK受信料を支払う必要があるでしょう。
一方で、別荘や別宅のNHK受信料はどうなるでしょう。別荘や別宅にテレビが設置されていれば、NHK受信料は世帯の対象外で別途かかります。ただし、別住所であっても同一生計と認められる場合については、2契約目以降のNHK受信料が半額になる「家族割引」の対象です。
これは単身赴任で別宅に住む人や、仕送りを受けながら下宿する大学生などのNHK受信料にも当てはまります。家族割引が適用された受信契約分については「放送受信料額の半額を減じて支払う」と定められているのです。
ラジオライフ編集部
最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- 画像生成AIはプロンプトで特定の部位を調整可能 - 2025年1月1日
- ラジオにNHK受信料支払いが必要な時代があった - 2025年1月1日
- 駐車違反は「故障中」の貼り紙で見逃されるか? - 2025年1月1日
- 窓のクレセント錠は単なる留め具で防犯性はゼロ - 2024年12月31日
- トイレ掃除で尿石の汚れは「酸性洗剤」使う理由 - 2024年12月31日