タワーコントロールは周波数の下3ケタ目を省略
グランドコントロールから指示された誘導路を経て滑走路へ向かった航空機は、滑走路に入る前に管制を「タワーコントロール(TowerControl)」に移管します。滑走路を管制する「飛行場管制席」で、略号はTWR。管制塔を意味するタワーの名の通り、航空機の離着陸をコントロールする空港の中枢となる重要な管制席です。

タワーコントロールに絞って受信する
空港の展望デッキでタワーコントロールを受信すると、目の前で離着陸する航空機とエアーバンドの交信内容が一致する、“ライブ感”が楽しめます。その分かりやすさから、初めてエアーバンドを受信する人には、タワーに絞った受信がオススメです。
トラフィックの少ない中小空港であれば、受信機にプリセットされた当該空港のバンクをスキャンして受信する方法が効率的ですが、各管制席の役割を理解していないとタワーの交信がどれなのか、聞き分けるのが難しくなります。
また、4本の滑走路を持つ羽田空港は、ひっきりなしに聞こえてきます。「東京国際空港」のバンクをスキャンすると、各滑走路を担当する管制席の交信が次々と入感して楽しいでしょう。
タワーコントロールの周波数を指示
しかし、どの滑走路の交信なのか、ベテランであっても戸惑うほど。ビギナーがいきなり聞き分けられるものではありません。まずは、タワーを確実に受信して、交信の内容を理解することから始めてください。
グランドコントロールは、誘導路をタキシングしている航空機にタワーへの周波数変更を「ジャパンエアー123、コンタクト 東京タワー オン118.72(日本航空123便、東京TWRと118.725MHzで交信してください)」と指示します。
この交信でタワーの周波数が指示されますが、周波数は下3ケタ目が告げられません。これはエアーバンドの周波数ステップが25kHzなので「.72」を告げれば自動的に「.725」になるため省略されるのです。

ラジオライフ編集部

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