ZDR045のドラレコ初搭載STARVIS2の実力を検証
ドラレコの上位機種に搭載されるソニーの夜間撮影技術「STARVIS」。コムテックの「ZDR045」は、その進化形となる「STARVIS2」をドラレコで初めて搭載したモデルです。STARVIS2を初搭載したコムテックのZDR045の気になる夜間映像の撮影能力を見ていきましょう。ZDR045は明暗差による白飛びも抑制されていました。
ZDR045はSTARVIS2をドラレコで初搭載
「STARVIS」とは、ソニーセミコンダクタソリューションズが、防犯カメラやモニタリングなどに使用するカメラ向けに開発した撮像素子のことです。
暗部での撮影性能を向上させるため裏面照射型を採用し、受光部までの距離を短縮。また、高感度撮影時のノイズをチップ上で処理することでクリアな映像を撮影できます。
その進化形「STARVIS2」をドラレコで初めて搭載したのが、コムテックのドラレコ「ZDR045」です。ZDR045は従来型よりも感度が向上したとのことで暗所撮影にさらに強くなり、撮像素子にClear HDR機能が搭載されたことで、明暗差のあるシーンでも自然な映像を記録可能とのことです。
ZDR045のフロントカメラで日中に撮影
ZDR045は前後2カメラとも対角168度の広角で、広い車線も余すことなく記録できるといいます。後続車の接近を知らせる運転支援機能など、ZDR045は基本機能もしっかりカバー。そんな最新モデルのZDR045の実力をテストしてみました。
日中のZDR045フロントカメラ撮影映像は、精細感で色再現も自然な雰囲気。STARVIS2はダイナミックレンジ(記録できる明暗差)が従来品の8dB広いとされており、トンネルを抜けた時の白飛びなどはほとんどありませんでした。ビル影の多い首都高も問題ありません。
夜間のZDR045フロントカメラ撮影映像は、交通量の少ない道路や見た目には真っ暗に見える道路でも、ヘッドライトの明かりや最低限の街灯があれば、明るく映し出せる印象。ノイズも少なくクリアな映像で、STARVIS2による高感度性能の向上が感じられました。
ZDR045のリアカメラの夜間撮影映像
日中のZDR045リアカメラ撮影映像は、ややコントラストが高いながらダイナミックレンジの効果が感じられ、トンネル進入時の屋外の白飛びは最小限に抑えられています。屋外とトンネル内の明るさの変化がスムーズで、全体的に見やすい映像でした。
夜間のZDR045リアカメラ撮影映像は、スモークガラスの影響か、フロントカメラに比べるとややノイズが多く感じられました。コントラストが高くなっているようにも見えますが、証拠の記録としては十分。フロントカメラ同様、暗い夜道も明るく映し出しています。
ZDR045のディスプレイは3.0インチTFT液晶で、画素数は200万画素。記録解像度は1920×1080ドットで、フレームレートは27.5fpsです。ZDR045のサイズ/重さは96W×55.5H×28.9Dmm/137.2g(フロント)、39W×29H×24.7Dmm/27.7g(リア)。実勢価格は45,800円です。
ラジオライフ編集部
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