軽自動車用のETC車載器を悪用した節約が横行?
軽自動車に比べて、普通車や大型車の高速料金は高い設定。とくに大型車はグッと高額です。例えば、東京~名古屋間は普通車が7,320円のところ、大型車が11,900円で軽自動車は5,890円となっています。このため、軽自動車用のETC車載器をネットオークションなどで入手して、高速料金をごまかす手口が一部で横行しているようです。
ETC車載器をネットオークション入手
現在、軽自動車用のETC車載器をネットオークションなどで入手して、それを使って高速料金をごまかすという手口が一部で横行しているといいいます。
当然、バレると割り増し料金が請求されることになる上、2020年7月には道路整備特別措置法違反で書類送検されたケースもあります。しかし、一体誰が考えついたのでしょうか…。
実際、ヤフオク!で「ETC 軽自動車登録」で検索をすると200件以上ヒット。本来、ETC車載器を別の車両で使う場合は再セットアップして、車両情報を登録し直す必要があるのですが…。
ETC車載器には再セットアップが必要
ETC車載器に再セットアップが必要な理由は、高速料金を決める「車種区分」の情報を記録するため。高速料金には5段階の車種区分があり、通過ICではETC車載器から無線で送られる車種区分の情報を利用して、通行料金を計算します。
5段階の車種区分は「軽・二輪等」「普通車」「中型車」「大型車」「特大車」。中型車はマイクロバスと5t車以下のトラック、大型車は中型バスと大型トラック、特大車は大型バス・トレーラー・クレーン車などです。
なお、ETC車載器のセットアップ作業は個人で行うことができず、必ずセットアップ店を通じて行う仕組み。本来は、通販でETC車載器を購入し自分で取り付けたとしても、セットアップ作業はお店に頼まなければなりません。
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ラジオライフ編集部
ラジオライフ編集部 : 三才ブックス
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