アクアラインのETC時間帯別料金の社会実験延長
東京湾アクアラインでは、土日祝日の特定の時間帯に交通が集中することで激しい渋滞が発生していたことから、2023年7月22日から特定の時間帯に割引料金を変動させる「ETC時間帯別料金」の社会実験を実施してきました。当初は2024年3月31日まででしたが、その対象期間を2025年3月31日まで継続することが発表されました。
ETC時間帯別料金の対象期間が延長した
アクアラインは開通当初の通行料金が普通車4000円と高く、利用車数が低迷を続けていました。それが2009年8月にETC割引で普通車が800円となったことで、アクアラインの通行量は年々増え、土日祝日には渋滞が目立つようになりました。
そこで導入されたのが「ETC時間帯別料金」です。アクアラインのETC時間帯別料金の対象期間は、2023年7月22日から2024年3月31日までの土日祝日。お正月の3が日である1月2~3日と建国記念の日の振替休日である2月12日も対象でした。
アクアラインのETC時間帯別料金の対象車両は、ETCで走行する全車種となります。アクアラインのETC時間帯別料金の対象区間は浮島IC~木更津金田ICの上り線(木更津→川崎方面)です。
ETC時間帯別料金により混雑緩和に効果
具体的なアクアラインのETC時間帯別料金は、対象路線が普通車800円のところ、土日祝日の13~20時は50%増しの1,200円、20~24時は25%引きの600円、0~13時は800円のまま変わらずです。
それが第2回東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会で、社会実験により混雑の緩和等に一定の効果が認められるとの分析結果と、現行の社会実験の継続に向けて調整を行う旨の方針が示されたことを踏まえ、2024年度末まで社会実験を継続することが決まったというわけです。
なお、アクアラインのETC時間帯別料金の継続は、実際には2024年度の国の予算の成立をもって実施することになります。ちなみに、ETC時間帯別料金の社会実験開始後は、20~24時や午前の交通量が増加して、13~20時の交通量が減少したという結果が出ています。
ラジオライフ編集部
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