高速を出て給油して追加料金なしで戻るETCワザ
「ETC2.0」とは、従来までの料金収受システムだけだったETCが生まれ変わった新規格。料金支払いだけでなく高速道路の交通情報もチェック可能で便利な仕組みですが、なかなか普及が進んでいません。普及が進まない一番の理由は、ETC2.0を利用しても従来のETCと比べて高速料金が安くならないことにあります。
ETC2.0の普及がなかなか進まない理由
「ETC2.0」は、従来からあるETCに比べると扱う情報量が飛躍的にアップ。通行料金以外に道路交通情報なども受信可能です。ETC2.0対応のカーナビと合わせて利用すると、高速道路で最大1000km分の道路交通情報が表示されるようになります。
とはいえ、ETC2.0車載器は従来型車載器より1~2万円ほど高く、わざわざ道路交通情報のためだけに高い料金を払うという人は少数派。ETC2.0の普及がなかなか進まない理由の1つです。
ETC2.0割引があればより普及が進みそうですが、いまのところETC2.0限定で割引となるのは、法人向け大口割引を除くと全国でも圏央道(茅ヶ崎JCT~久喜白岡JCT)・新湘南バイパスと、東海環状自動車道のみです。
ETC2.0の賢い料金でガソリン代を節約
じつは、高速料金以外でお得になるサービスがETC2.0には用意されています。それが「賢い料金」と呼ばれる仕組み。賢い料金とは、高速道路を一旦降りても一定時間内に戻れば連続乗車扱いになるサービスです。
ETC2.0の賢い料金は、全国にある26か所のICで実施中。IC近くにある道の駅へ立ち寄ることを条件に、高速道路を一旦降りても2時間以内に元のICへ戻れば、連続走行扱いとなります。
賢い料金はもともとは、SA・PAの新設が難しい場所では近くにある道の駅を活用しようということで始まったサービス。じつは、連続乗車は道の駅に設置されたETCゲートを通過することだけが条件です。
つまり、道の駅の駐車場に入ってすぐ出て他の店舗・施設を訪れても適用されるのです。2時間以内といえども、ガソリンスタンドで給油するには十分。一般的に割高な高速道路のガソリンスタンドを利用せず、ETC2.0で一般道のスタンドで給油すれば、ガソリン代が節約できるわけです。
ラジオライフ編集部
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