ETCカード使い回しの契約違反を回避する裏ワザ
電車・バスが数多く走る都会と違い、郊外では1人1台クルマを持つ家族も珍しくありません。そうした場合、ETCカードを家族間で使い回しているというパターンも多いようです。確かに、通行料金をまとめるという点では便利ですが、こうしたケースでは家族カードを利用してETCカードを複数枚作るのが正しい使い方です。
ETCカードの使い回しは正確には違反
クレジットカードのサービスである「家族カード」は、同居する家族が専業主婦や学生のように無収入、あるいは収入が少ない場合に作れるカード。そして、家族カード利用分のクレジット決済は、メインのカードが利用する銀行口座でまとめて引き落とされる仕組みです。
クレジットカードの家族カードは、発行された分についてETCカードをそれぞれ作ることが可能。家族内で1枚のETCカードを使い回すケースは結構ありますが、これは正確には契約違反です。家族カードを活用すればその必要もなくなります。
ただし、楽天カードやライフカードのように、クレジットカードのブランドによっては、家族カードでETCカードが作れないものも存在。また、家族カード自体が発行できないクレジットカードもあります。この場合、家族それぞれが個人クレジットカードを作り、ETCカードを発行してもらうことになります。
ETCカードの使い回しを避ける方法
家族カードと同じように、複数枚のクレジットカードを作れるサービスとして、法人カードがあります。これは、会社などが経費精算をしやすくするために導入するもので、決済には契約した会社が開設した銀行口座を利用します。
そして、使う社員1人につき1枚カードが発行される仕組み。法人カードの場合も、基本的にはカード1枚につきETCカード1枚が発行可能です。ただし例外もあり、JCBの各種法人カードのように、ETCカード「スルーカードN」のみ手数料無料で複数枚発行できる会社もあります。
なお、法人カードとは別に「ETCコーポレートカード」というものもあります。ただし、これはクレジットカードではなく高速道路利用が多い会社が、ETC大口割引を受けるために発行してもらうもの。通行料金の決済方法や審査基準も違っています。
ラジオライフ編集部
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