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ETCだと高速料金が「割高」になるケースとは?

高速道路では、さまざまなETC割引が受けられるのはご存じの通りです。少なくとも、現金・クレジットカードより高くなることはほぼありません。しかし、ETCが利用できないながらも割引率が非常に高いサービスがひとつだけ実施中です。ETCを使うと高速料金が割高になるケースを見ていきましょう。


ETCだと高速料金が「割高」になるケースとは?

ETCが使えない高速道路割引サービス

数ある高速道路の割引サービスのうち、一般ドライバーが利用可能でかつETCが使えないものがひとつだけあります。それが「災害ボランティア車両の高速道路の無料措置」です。

これは災害ボランティアへ向かう車両の無料措置で、現在は2024年1月の能登半島地震に伴う災害に関連して、富山県・石川県のボランティア活動向けに実施中です。

無料走行には条件があり、被災地の社会福祉協議会(社協)が正式に災害ボランティアを受け入れていて、かつ地元のボランティアセンターで活動を行うことです。なお、親戚や知人宅の復旧作業でもボランティアセンター活動扱いとなるケースもあるので、現地の担当者へ事前に相談してみるとよいでしょう。

事前の申し込み手続き自体は必要ありませんが、ボランティア受入県の社協がWebで配布する「ボランティア車両証明書」に、自動車のナンバープレートやボランティア先までの往復ルートなどを記入しておく必要があります。


ETCカードは抜いておいたほうが安全

そして、忘れてはならないのが災害ボランティアの無料措置を受けるには、ETCを利用せずに一般レーンを通らなくてはいけないことです。これは、往復で通過するICや本線料金所を通過するたびに、ボランティア車両証明書へスタンプを押す必要があるためです。

往路用の書類については最後に降りるICの一般レーンで提出。復路用の書類には、現地のボランティアセンターでボランティア活動確認スタンプを押してもらい、通過するIC・本線料金所で通過証明スタンプを受けた上、最後の通過ICで係員に提出する仕組みです。

この無料措置はETCと連動していないため、うっかりETCカードを挿したまま一般・ETC共用レーンを通過するとETCで料金ゲートが開いてしまい面倒なことになります。その場で係員の人に事情を説明すれば対応してくれますが、ETCカードは事前に抜いておいたほうが安全でしょう。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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