PAでUターンしたら高速道路のETC料金どう計算?
高速道路のSA・PAは基本的には一方通行で、上り線から下り線へUターンすることはできません。ところが、全国に数か所だけUターン可能なPAがあり、アクアラインの海ほたるPAのように観光目的でのUターン利用を勧める場所もあります。それでは、こうしたPAで高速道路をUターンした場合、料金はどのように計算するのでしょう。

海ほたるUターンは片道と同じETC料金
日本の高速道路は一方通行が基本で、途中でUターンすることは通行止めなどを除きできません。高速道路の本線上はもちろんのこと、SA・PAも一般車両がいつでもUターンできない構造です。このため、Uターンをしたい場合は、一旦ICから高速道路を降り、再び乗り直すことになります。
ところが、全国にはUターンが可能なPAが存在。それは東京湾アクアラインの海ほたるPA、外環道の新倉PA、瀬戸中央自動車道の与島PAなどで、いずれも両方向の駐車場が共通スペースとなっており、PAへ入ってきた方向にUターンして戻ることが可能です。
それでは、これらPAでUターンした場合、通行料金はどのように計算するのでしょう。まず、海ほたるPAでUターンした場合、前後の浮島JCT~木更津金田IC間は均一料金制のため、Uターンした場合も通過した際の料金と同じです。
新倉・与島は走行分をETC料金に割増
次に、新倉PAについてはUターン用の料金表が用意され、首都高速池袋線・埼玉線からいったん新倉PAまで向かい、Uターンして三郷JCT方面へ戻ると、その分通行料金が高くなる仕組みです。。
また、与島PAでUターンする場合は、入口ICから与島PAまでの料金と与島PAから出口ICまでの料金を合計する仕組みです。例えば、平日昼間に普通車で早島ICから与島PAへ向かい、与島PAでUターンして水島ICへ戻ると、ETC料金は早島IC~与島PAと与島PA~水島ICを合計した料金となります。
ちなみに、首都高速にも大黒PA・箱崎ロータリーのようにUターン可能なPAがありますが、もともと首都高速のETC利用は到達可能な最短ルートで通行料金を計算する仕組みです。そのため、都心環状線の入口から大黒PAまで行き再び都心環状線へ戻る場合も、都心環状線ルートの通行料金となります。

ラジオライフ編集部

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