高速乗り過ごしで追加料金なしで済ませる裏ワザ
高速道路を走っていて、IC近くで路肩をバックする自動車を見かけることがあるはず。ICを乗り過ごしたために戻ろうとしているのでしょうが、高速道路でのバックは交通違反であるだけでなく危険です。じつは、高速道路会社は乗り過ごしても元のICへUターンして戻れる仕組みを用意しているのです。

高速乗り過ごしにUターンする仕組み
高速道路で目的のICを乗り過ごしてしまう経験はドライバーなら一度はあるはずです。追越車線から走行車線へ戻れずにIC出口を過ぎてしまったなど、理由はさまざま。しかし、そうした場合は仕方なく次のICで降り、もう一度逆方向へ乗り直して戻る人がほとんどでしょう。
高速道路を余計に往復する形になるため、当然ながら通行料金は乗り過ごさなかった場合より高くつきます。このため、通行料金をケチるために路肩をバックする危険な自動車が現れることになるわけです。じつは、NEXCO3社は高速道路を乗り過ごしても追加料金なしでUターンして戻る仕組みを用意しているのです。
NEXCO中日本の営業規則を見ると「利用者の事情による転回」という項目があり、同社の指示に従ってUターンして元のICへ戻る場合、乗り過ごした往復分はカウントしないという内容になっています。ここでポイントになるのが、「指示に従って」の部分。高速道路上で勝手にUターンしてはNGなのです。
高速乗り過ごし時は特別転回のUターン
高速道路を乗り過ごした次のICでUターンを行う場合、ETCを利用している場合でも高速道路会社の指示に従うため、一般レーンを利用します。そして、料金所にいる係員へ乗り過ごしたことを伝えると、ICごとに決められたUターンルートを案内されます。
そして、指示された通りUターンを行って高速道路の反対方向を走り、本来降りるはずだったICで降りれば、乗り過ごした分の追加料金なしで通行料金が請求される仕組みです。なお、ICによっては「特別転回証明書」という特別な書類が発行され、これを利用しなくては適用されないケースもあります。
また、自動精算機の場合は係員を呼び出して説明します。なお、スマートICなど構造上Uターンができない場所や、完全無人の料金所では、このシステムは使えません。その場合、有人料金所がある高速道路ICまで走行した上で、Uターンの指示を受けるようにしましょう。

ラジオライフ編集部

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