発売当初から品薄の「ハンダごて」何がすごい?
ハンダごてのトップメーカーとして知られる太洋電機産業から、2022年2月に発売された「PX-280」。電子工作ならこれ一択といえる逸品です。というのも、プロが使うようなステーションタイプのハンダごては大型で、取り回しがしにくいのが難点。本機はステーション機能が一体化されて非常にコンパクト。鉛フリーにも対応しています。
PX-280はデジタル表示でこて先の温度
太洋電機産業のハンダごて「PX-280」は立ち上がりも早く、30秒もしないうちに指定した温度に到達。こて先の温度は200~500度に変更でき、異なるハンダを相手にしてもこの1本でこなせてしまうのです。
これまで複雑な電子工作を行う時は、ワット数の違いなどで複数のハンダごてが必要になることがありました。それを解消したのは革命的です。
通電後に放置してこて先がダメになるのを防止する空焼き防止スリープ機能や、あらかじめ設定しておけば経過時間で自動でオフになる機能もイイ感じです。
デジタル表示でこて先の温度が分かるばかりか、持ち手の矢印ボタンで温度を変更できる設計です。また、PX-280で重宝するのが自室以外での運用。従来のステーションBOXは大型で、持ち運ぶのはもってのほかでした。ガレージでも大活躍します。
PX-280のこて先は形状違いで20種以上
PX-280は温度を自由に変えられるので、電子パーツだけでなく大型基板やクルマの配線にも使えます。350度まで30秒の立ち上がりの早さも評価したいところです。
このほか、PX-280は交換用のこて先や、耐熱キャップなどオプションパーツが豊富に揃っているのも魅力。とくにこて先は形状の違いで20種類以上あり、デリケートな工作もこなせるでしょう。
ちなみに、発売当初は超品薄状態が続いていましたが、2022年後半から在庫が復活傾向にあります。ネット通販でも見かけるようになったので、一度試してみてもよいかもしれません。長さは219mm、重さは70g。実勢価格は6,500円です。
ラジオライフ編集部
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