プレーヤーにもなるディスプレイ付き中華ラジオ
かつての国産高級オーディオメーカーと無関係とはいえ、そのブランド名からつい気になってしまうのが、中国メーカー「SANSUI」のFMラジオです。そんなSANSUIのラジオ「F53」の特徴は、4.3インチの液晶ディスプレイを備えていること。ラジオにしては大きめの画面にさまざまな情報を表示できるのは、ちょっと楽しいです。

SANSUIの中華ラジオの音質は悪くない
2025年2月現在、SANSUIは自国内向けの製品しか作っていないようなので、FMラジオの受信周波数も中国仕様。日本だとワイドFMのみになります。実際に、画面表示を頼りに矢印ボタンでチューニングを行ってみました。
この中華ラジオ、合わせた直後はザラザラ音質ですが、液晶画面が暗転するとクリアになりました。おそらく液晶のノイズを拾っていたのだと思われます。音質は意外と悪くない印象です。
本来はBluetoothスピーカーとしての役目もあるからでしょう。ただし、本機は日本の技適を取得していないので、この機能に関しては検証していません。
背面のスロットにMP4データが入ったUSBメモリかmicroSDカードを挿入したら、動画を再生したい場合は、液晶のメニューで「視頻」を選択。液晶画面にMP4ファイルが再生されました。画質は720pが上限のようです。
SANSUIの中華ラジオで音楽再生や写真
また、同じ要領で音楽再生(MP3など)や写真閲覧(JPEGなど)もOK。PCが手元にない場合に、外出先で素材のチェックする際に便利かもしれません。
SANUIの中華ラジオの受信感度や音質に関してはそれなりで、フツーに使えるといったところ。これで裏コマンドなどで受信周波数を拡大できれば、面白くなるでしょう。もうひと押し欲しいところです。
FMラジオ放送受信周波数は87.5~108.0MHzで、ディスプレイは4.3インチ、スピーカー径は1.75インチ。消費電力は8W、電源はUSB Type-C(DC5V/2A)で、バッテリー容量は1,800mAhとなります。対応メディアファイルはMP4/AVI/MOV/FLV/MP3/WAV/JPEG/BMP/TXT…などです。サイズ/重さは140W×85H×42Dmm/402g。実勢価格は6,000円です。

ラジオライフ編集部

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