BCLブーム支えたラジオ国内メーカーの栄枯盛衰
かつてのBCLブームを盛り上げたのはソニー、松下電器産業(現パナソニック)、東芝の国内メーカーでした。しかし現在、3メーカーともにラジオは縮小傾向にあります。とはいえ、三者三様に活路を切り開こうとしているのも事実。国内ラジオメーカーが今どうなっているかを見ていきましょう。

国内メーカーのラジオでBCLブーム
かつて、さまざまなメディアの中心であったラジオ。そんなラジオがピークを迎えたのは、1970~1980年代のBCLブームです。それを盛り上げた3メーカーがソニー・松下・東芝の国内メーカーでした。
この頃のラジオは、単に放送を聞くための高性能な道具としてだけでなく、所有すること、操ることを楽しめる機能や付加価値に満ちあふれていました。
松下電器産業の「クーガ2200」、ソニーの「スカイセンサー5900」、東芝の「トライエックス2000」です。しかし、ブームの終了とともにメディアの中心がテレビやインターネットへと移っていき、ラジオは多様化の波に飲まれていったのです。
ラジオ国内メーカーは三者三様に活路
ここ数年はBCLブームをけん引してきた国内の大手3社とも、ラジオの製品開発サイクルが長くなり、新製品の投入数も大きく減少しています。その背景には、ネット通販や中小電機メーカーを通じ、安価な中国製品が流れ込むようになってきたことが影響しているのでしょう。
そんな中、シンプルながらも基本性能を追求するソニー、日本人が使いやすい機能を盛り込んで付加価値を付けるパナソニック、中小に負けない価格とシンプルさをスケールメリットで実現する東芝エルイートレーディングと、三者三様に活路を切り開こうとしています。
2028年にはAMラジオ放送のFM転換も控えており、95MHzを超えるFM周波数帯の拡張もウワサされています。2014年のワイドFMスタート時のようなラジオの盛り上がりを期待したいところです。
ラジオライフ編集部
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