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レジャー無線が受信ジャンルとした定着した経緯

人が大勢集まる街中で使われる、ストリート無線の主要ジャンルが「レジャー無線」です。とはいえ、マスコミ無線や消防無線のように、総務省が定めたレジャー無線用の割当て周波数は存在しません。レジャー無線は、ショッピングセンターや野球場、テーマパークなどのレジャー施設で使われる無線の総称です。


レジャー無線が受信ジャンルとした定着した経緯


レジャー無線は2000年に入って注目

決まり事の多い無線界で、おおらかな存在であるレジャー無線。その存在に注目が集まったのは2000年に入ってから。それ以前の簡易無線は、簡易な業務のために免許される無線局なので、主に地域の配送などの連絡に使われていました。

無線通信のルールに従って、統制の取れた通話を行っている使用者もいましたが、多くは内線電話のような使われ方だったのです。コールサインも基地局の「本社」が出てくればいい方で、移動局は個人名などでした。

通話もゆるい感じの内容が多く、聞くべき対象が多かった時代でもあり、簡易無線の受信が軽んじられていたのは事実です。ましてや、使用者不明の特定小電力無線の受信など論外でした。


レジャー無線の攻めの受信に達成感

このような風潮は、無線の使用者を特定することが、受信の楽しみ方の一つだったからです。熱心な受信マニアは簡易無線の断片的なコールサインと通話内容、そして「紙の電話帳」を使って使用者を特定していました。

簡易無線の受信を完結させるのは、骨の折れる作業だったので、受信対象から外していたのです。そうなったのも自宅にディスコーンアンテナを上げて、広くたくさんの電波を受信するのが主流だったからでしょう。

そうした中、一部のマニアがハンディ機を手にして、ショッピングセンターなどのレジャー施設に乗り込み現場で受信。交信を聞きながら、無線の使用者を目で確認する受信を始めました。

この“攻めの受信”には達成感があることから、レジャー無線が急速に広がっていき定着。2002年頃には、レジャー無線というジャンルが確立していました。

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ラジオライフ編集部

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