受信は合法でもやってはいけない2つの禁止事項
数ある無線通信の中でも音声通信をメインにした“聞いて面白い”、聞き応えのある無線が「おもしろ無線」です。これらのおもしろ無線を聞く受信は、法律にも規定されている合法な趣味です。ただし、受信自体は合法であっても、電波法には行ってはならない行為が明記。受信でやってはいけない2つの禁止事項を見ていきましょう。
受信内容を第三者に洩らす行為は厳禁
それは、「受信によって知り得た内容を利用する」という窃用の禁止です。窃用の範囲は難しいのですが、悪いことに利用しないというのが、無線業界の見解です。
「航空機の無線を聞いて着陸してくるのを知り、カメラを構えた」というのは、悪意ある窃用には当たりません。そして「受信内容を第三者に洩らす行為」も厳禁です。
受信したこと自体を他人にしゃべったり、Twitterに投稿するのはまだいいのですが、録音した通信をその一部であってもネットにアップするのは違法行為です。
交信をYouTubeにアップして書類送検
しゃべったり、文字にした時点で、正確な通信内容ではありませんが(それでも詳細は控えるべき)、録音音声は通信内容そのものです。新幹線の交信をYouTubeにアップした男性が、2016年に書類送検されています。
おもしろ無線の受信は、自分で受信して自分だけで楽しむ分には、法律的には何の問題もありません。ただし、外で受信する際は必ずイヤホンを使ってください。
空港の展望デッキなどで見かけるのですが、受信した音声をスピーカーから流すのは、通信内容を他人に伝えているのと同じです。イベント会場などでは、トラブルに発展する恐れもあります。イヤホンの装着は受信活動のマナーです。
ラジオライフ編集部
最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- Catchyは仕事も私生活も役立つ文章生成サービス - 2024年11月21日
- NHKメッセージ消去の裏技「録画」が通用する理由 - 2024年11月21日
- 譲渡されたテレビのB-CASカードは申請が必要? - 2024年11月21日
- エンタメ制限突破に使えるVPNサービスはどこ? - 2024年11月20日
- 合法的にNHK受信料を払わないで済ます方法とは - 2024年11月20日
この記事にコメントする
あわせて読みたい記事
NHK受信料未払いを借金して解消すると損をする
NHK受信料免除の対象が10月1日に拡大される理由
支払率ワースト1沖縄だけなぜNHK受信料が安い?
NHKを解約しても地上波のTV番組を楽しむ裏ワザ
オススメ記事
2021年10月、ついに「モザイク破壊」に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能(AI)技術を悪用してアダルト動画(AV)のモザイクを除去したように改変し[…続きを読む]
モザイク処理は、特定部分の色の平均情報を元に解像度を下げるという非可逆変換なので「モザイク除去」は理論上は不可能です。しかし、これまで数々の「モザイク除去機」が登場してきました。モザイク除去は[…続きを読む]
圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]
盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ」が急増して[…続きを読む]
おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]