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レジャー無線の現場受信を極めるためのアンテナ

受信機の受信状態を改善する方法として「アンテナ交換」があります。受信機自体が高感度であっても、電波を取り込む入り口となるアンテナがしっかりと機能していないと、せっかくの高感度も活かせません。高性能なアンテナに交換することで、受信状態が劇的に好転することがあります。コメットのミニアンテナを見ていきましょう。


レジャー無線の現場受信を極めるためのアンテナ


ミニアンテナとしては少し長い7センチ

コメットの「SMA209」は、ミニアンテナですが、筐体はプラスチック製ではなくラバー製で、ある程度の柔軟性があります。全長は7cmと少しばかり長いのが特徴です。

この仕様から、第3のアンテナメーカーとして、マルドルのブランドで流通していた、北辰産業(2008年に廃業)の製品をリメイクしたものと推測できます。

144/430MHz帯に加えて、300MHz帯の受信性能を備えており、340MHz帯にもSWRの良点がしっかりと現れていました。VHF帯はアマチュア無線の144MHz帯のみですが、ミニアンテナとしてはわずかながら広くなっています。


ミニアンテナでレジャー無線を極める

第2のピークとして344.200MHzでSWRは2.004をマーク。400MHz帯もワイド化しています。430MHz帯では、449.320MHzでSWR=1.522のピークに達していました。

ミニアンテナであることを活かして、東海地区に限られますが、アナログ運用が継続している352MHz帯のJR・Bタイプを乗り鉄受信したり、レジャー施設で351MHz帯デジタル簡易無線登録局を狙うのにも向いています。

そして440~460MHzのSWRが良好なことから、消防署活系、特小や簡易無線が使われるレジャー無線の現場受信を極めるには最適なミニアンテナといえるでしょう。実勢価格は2,800円です。

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ラジオライフ編集部

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