中国人のプロ転売ヤーが次に狙うアイテムは何?
コロナ禍の混乱に乗じ、マスクや消毒用アルコール製品などの衛生用品すらもターゲットに…。そしてついには、国が対策するまでに至った「転売」。2022年も転売ヤーたちはもちろん健在で、若者たちは悪びれもせずバイト感覚で転売ヤーを始める有様です。そこで、中国人転売ヤーが次に狙うアイテムを探ってみました。
中国人の転売ヤーはロングヒット作品
本場(?)中国人のプロ転売ヤーとコンタクトが取れたので話を聞いてみると、2022年はおおよそ次のように立ち回るようです。ちなみに彼は、転売界でもひときわホットなアキバ系の商材を得意にしています。
『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』などの比較的新しめの作品は、瞬発力はあるものの市場が冷めるのも早いといいます。そこで軸にするのは『ガンダム』や『ポケモン』など、数十年にわたり安定した人気を誇る作品です。
ガンダム系で今ホットなのが、食玩の「GUNDAM CONVERGE」。中国人転売ヤーが売り場に着くとスマホを取り出し、相場の確認や仲間と連絡して売れるものだけをピックアップしていきます。去った後には不人気の残骸だけが残るのでした。
ロングヒット作品を軸に転売を進めていけば大ヤケドはせず、安定して稼げるといいます。2022年もガンダムやポケモン関連グッズは、品薄状態が続きそうな予感です。
中国人の転売ヤーは独自コミュニティ
最盛期に比べればマイルドになった感のあるオタク市場。プレミアが付くようなアイテムも過激な値上がりはしないようになっていますが、1つだけ例外があります。
それが女性に人気の作品関連アイテム。入手が容易なアイテムであっても定価の数倍の値が付くことも珍しくなく、ここだけアキバが最も元気だった1990~2000年代のようだといいます。
ただし、彼女らの熱の冷めようは男性とは比べ物にならないほど早いのも確か。今は『東京リベンジャーズ』が旬ですが、春までには中国本土でも人気が高い『東京24区』などの新作へシフトする見通しです。
中華動画サイト「bilibili」で人気の作品は、中国本土でも高く売れるとか。日本でも女性コスプレイヤー界隈で支持される『その着せ替え人形は恋をする』は、将来グッズが枯れてしまうかもしれません。
中国人のプロ転売ヤーは独自のコミュニティを持っており、開店前の並びでもネットの抽選でも無類の力を誇ります。新作入荷日のリークなど、店員を抱き込んでいるケースもあるので、我々一般人は正攻法ではまず勝てないのが現状です。
ラジオライフ編集部
最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- NHK受信料のBSのみ視聴で割安な特別契約とは? - 2024年11月22日
- 可搬式オービスの速度違反は15km/h未満は無視? - 2024年11月22日
- Catchyは仕事も私生活も役立つ文章生成サービス - 2024年11月21日
- NHKメッセージ消去の裏技「録画」が通用する理由 - 2024年11月21日
- 譲渡されたテレビのB-CASカードは申請が必要? - 2024年11月21日
この記事にコメントする
あわせて読みたい記事
転売ヤーは専門フリマアプリを商品で使い分ける
転売ヤー御用達のメルカリ自動化ツールがスゴイ
メルカリはPCで予約出品して売れる時間を狙う
中国人転売ヤーの並び屋の相場は1晩で5千円
オススメ記事
2021年10月、ついに「モザイク破壊」に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能(AI)技術を悪用してアダルト動画(AV)のモザイクを除去したように改変し[…続きを読む]
モザイク処理は、特定部分の色の平均情報を元に解像度を下げるという非可逆変換なので「モザイク除去」は理論上は不可能です。しかし、これまで数々の「モザイク除去機」が登場してきました。モザイク除去は[…続きを読む]
圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]
盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ」が急増して[…続きを読む]
おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]