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生成AIでランサムウェアを作った男は何使った?

「ChatGPT」に代表される対話型AIの登場で、より身近になったAI技術。その研究は1960年代から進められていたといいます。そんなAIの進化によって、これまででは考えられないような事件も発生しています。生成AIを悪用してランサムウェアを作成したとして逮捕された20代の男について見ていきましょう。


生成AIでランサムウェアを作った男は何使った?


生成AIを悪用してランサムウェア作成

2024年5月、生成AIを悪用してランサムウェアを作成したとして、警視庁は不正指令電磁的記録作成容疑で20代の男を逮捕しました。生成AIでランサムウェアを作成できることが話題となりました。

ランサムウェアとはファイルを勝手に暗号化し、元に戻す条件として金銭(身代金)を要求するマルウェアのこと。生成AIでマルウェアを作成し逮捕された日本初の事件ということで、各方面からの注目されました。

マスコミ報道やセキュリティ系のニュースサイトによると、男はIT分野の専門家ではなかったようで、複数の生成AIサービスを駆使して不正なプログラムを設計したようです。


ランサムウェア作成事件の発端はSIM

ご存じのようにChatGPTなど大手サービスは、ガイドラインにより犯罪に悪用される質問には答えてくれません。その縛りを回避して自由に答えさせようとするのが脱獄です。

しかし、男はアングラ情報専用の別サービスを使っていたといわれています。例えば、アングラ専門の対話型AIとして知られるのが「WormGPT」です。ChatGPTとは異なる言語モデルで開発されています。

そもそもは、SIMカードを不正契約したとして、詐欺容疑で逮捕されたのがランサムウェア作成事件の発端。自宅から押収したPCから自作のマルウェアが見つかった…という流れのようです。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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